更新日:2015年10月22日.全記事数:3,117件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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薬は光で分解される?


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薬は光に影響を受ける?

湿気や熱の影響は容易に想像できます。
例えば、パソコンが水に濡れたり、高熱の場所に置かれたりすれば壊れてしまうかも知れないと思います。

しかし光で物が壊れてしまうかも、とは考えません。

薬の成分には、湿気や熱に弱いものだけでなく、光に弱いものもあります。

光の影響でどのくらい分解されるかはわかりませんが、遮光保存が指示されているものはある程度分解されるのでしょう。

苛酷試験では光の影響単独で試験しているので、それに熱や湿度が加わった真夏の炎天下は苛酷試験以上に苛酷です。
気をつけましょう。

光の影響を受ける薬?受けない薬?

ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗剤では、ジヒドロピリジン環が光エネルギーを吸収すると容易にピリジン環に変換されることが知られています。そのため、カルブロックなどの添付文書の取扱い上の注意には、開封後も遮光して保存することと記載されています。

一方フルイトラン錠も淡赤色の外観が光により退色することがありますが、これは、成分中の赤色3号と呼ばれる添加物が光により変化するためで、主薬の含量に影響はないとされています。

そのほか、光や湿気の影響を受けやすい薬として、バクシダールなどのニューキノロン系抗菌剤、メチコバールなどのビタミンB12製剤、ワンアルファなどのビタミンD3製剤、パーロデルなどのパーキンソン病治療薬などが知られています。

貯法に「遮光保存」と記載されている薬は意外と多く、インタビューフォームを見て調べてもほとんど影響無いんじゃないかと思われるものも多い。

引き出しに保管していれば問題は無いのだろうが、棚に保管してある場合は、可能な限り100錠包装で購入して箱ごと棚に置いておいたほうが無難かも。

おしまい。

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職業:管理薬剤師
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