更新日:2016年12月21日.全記事数:3,117件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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てんかん患者の免許取り消し急増?


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持病の申告義務化

持病申告せず免許取得更新に罰則も…有識者会議 医療ニュース yomiDr.-ヨミドクター(読売新聞)

 てんかんなどの持病を申告せずに車を運転した人による重大事故が相次いだ問題を受け、警察庁は31日、運転免許を取得更新する際の持病申告を義務付けることなどを検討する有識者会議を設置した。

 6月5日に初会合を開く。

 事故の遺族や、てんかんの患者団体などから意見を聞き、道路交通法改正を視野に法律家や医師らが9月頃までに提言する。

 現在、持病の申告は、免許の申請用紙の記入欄や運転免許センターの相談窓口でいずれも自主的に行う。運転中に発作を起こす恐れなどがあれば免許を取得できないが、昨年4月に小学生6人がクレーン車にはねられて死亡した栃木県鹿沼市の事故や広島県福山市などの事故で運転者が持病を申告せずに免許を取得しており、被害者から対策を求める声が上がっていた。

 有識者会議では、持病の申告を義務化し、不申告に罰則を設ける一方、症状が改善して免許を再取得する際に試験科目の一部を免除するなど、患者側の負担軽減についても検討される。

(2012年5月31日 読売新聞)

てんかん患者は、免許の更新時に医師の診断書が必要。

罰則って何だろうな。

例えば、医師の診断で免許NGとなった場合、軽い罰則なら申告せずに免許取得するだろうな。

もし、てんかんの既往などの情報が、一度申告すると一生マーキングされるとしたら、今後発作を起こさない可能性がゼロと言えない限り、申告しないでおいたほうが得策と考える人間もいるだろうな。

てんかん患者の免許取り消し急増

<てんかん患者>免許取り消しが急増、昨年292件 クレーン車事故契機、啓発活動を強化(毎日新聞) – goo ニュース

 てんかん患者が運転免許を取り消されるケースが11年は292件と前年の172件から大幅に増加したことが警察庁の調べで分かった。昨年4月の栃木県鹿沼市で起きた小学生6人がクレーン車にはねられ死亡したてんかん発作による事故を機に、警察が免許更新者などに適性相談を受けるよう啓発活動を強化したのが主な要因とみられる。

 警察庁によると、てんかん患者の免許取り消し件数は▽07年167件▽08年191件▽09年190件▽10年172件と、ほぼ横ばいで推移。しかし昨年は120件増えて292件に達した。

 てんかん患者の免許取得は02年の道路交通法改正で可能になり、医師が「運転可能」と診断することなどが条件とされた。運転免許試験や更新の際、自己申告で症状をチェックする制度も導入された。

 全国の免許センターなどは昨年、鹿沼市の事故を受け、てんかん患者による事故対策を強化。警察庁は適性相談を受けるよう働きかけた結果、相談者数が増え、処分者増につながったと分析している。

自己申告制だと限界がありますね。

祇園の事故も、免許更新時に持病を申告していなかった。

かといって、病院が警察に報告するってのも、個人情報保護の点から難しそう。

薬局では、車で来局しているてんかん患者の発作歴を確認したり、注意を促すことは出来るかな。

祇園暴走事故は脱抑制?

祇園暴走事故は脱抑制? 佐藤記者の「精神医療ルネサンス」 yomiDr.-ヨミドクター(読売新聞)

 今回は、4月12日に京都・祇園で起きた軽ワゴン車の暴走事故について考えてみたい。

 車は最初、タクシーに追突し、直後に暴走を始めて多くの歩行者をはね、電柱に衝突した。多数が死傷する大惨事となり、運転していた男性も死亡した。

 車はなぜ暴走したのか。男性にてんかんの持病があったため、最初は発作による意識消失が疑われた。だが間もなく、車の暴走の仕方などから意識はあったとの見方が強まった。そこで、様々な憶測が飛び交った。

「追突事故で焦って逃げたのではないか」

「性格的な問題で自暴自棄になったのではないか」

 これらの可能性も、ゼロとは言い切れないが、事故直後の行動としてはあまりにも異様だ。追突事故で大きなショックを受けたのであれば、逃げるよりもまず、凍りついたようにしばらく動けなくなるのではないか。

 仮に、男性が当て逃げを試みたのだとしても、そんな臆病な人間が、一時しのぎの逃走のために人を何人もはねるだろうか。

 事件が報道された当初から、気になっていた情報がある。「10年前のバイク事故で言語障害を起こすようになった」という家族の証言だ。男性はこの事故の負傷がもとで、外傷性てんかんを発症したとされる。だとすれば、脳損傷で起こる高次脳機能障害も患っていた可能性がある。

 高次脳機能障害は、症状として記憶力や注意力の低下が知られるが、前頭葉を損傷すると「脱抑制」が起こりやすい。気分や感情のコントロールがうまくできず、ささいなことでひどく興奮する。周囲から見ると、急に性格が変わったように映るが、脱抑制に陥った時の記憶は本人にはないことが多い。

 男性は、ふだんはおとなしく真面目な性格だったようだが、追突事故のストレスで、潜在化していた脱抑制の状態に陥ったとは考えられないだろうか。そこで、高次脳機能障害治療の第一人者として知られる「やまぐちクリニック」(大阪府高槻市)院長の山口研一郎さん(脳神経外科)に意見を聞いた。

「実は私も高次脳機能障害を疑い、彼を知る関係者に話を聞きました。今回の暴走に、てんかん発作が関係したとは考えにくく、自暴自棄になるような性格でもなかった。脱抑制の可能性は高いと思う」

 強調しておかなければならないが、高次脳機能障害を患う人の運転が危険なのではない。山口さんが診察した約800人の患者の中には、仕事に復帰して車を運転している人も多いが、問題は起こっていない。

 脱抑制は、専門的なリハビリで抑えられるようになる。やまぐちクリニックでは、週に一度のグループワークなどで、脱抑制の一歩手前で気持ちをコントロールする術を身につける。

「まず大切なのは、自分の脱抑制に気づくこと。そして、なぜ陥ったのかを振り返り、陥らないための方法を考える。感情が高ぶってきたら、深呼吸をする。その習慣を身につけるだけで、脱抑制は避けられる」と山口さんは語る。

 問題になるのは、脱抑制が起こりうることを本人が知らず、抑え方を身につけていない場合だ。事故を起こした男性も、このコツを身につけていなかったのではないか。

 山口さんらの努力で、高次脳機能障害は近年知られるようになったが、日常的には問題が表面化せず、見逃されているケースもある。精神症状も見据えたリハビリにきちんと取り組める医療機関は少なく、適切なリハビリを受けられぬまま脱抑制を繰り返し、精神科病院に入院して更に状態が悪化するケースもある。高次脳機能障害と精神科入院の問題は、後日取り上げる。

 事故はなぜ起こったのか。バイク事故以降の男性の症状と治療の経緯を、高次脳機能障害の観点から詳細に検証することが欠かせない。

祇園暴走事故の原因はてんかん発作ではない、と。

高次脳機能障害による脱抑制。

なんだか難しい領域の話になってきました。

高次脳機能障害の診断って難しそう。

事故を起こした男性に、高次脳機能障害の診断は下されていたのか。

高次脳機能障害患者に、脱抑制を起こす可能性があるとするならば、高次脳機能障害患者には運転免許を与えるべきではない、という新しい議論が巻き起こりそうな。

100人に1人はてんかん

100人に1人はてんかんという有病率なのだそうで。
同級生にてんかん患者がいたという話は聞いたことありませんでしたが。
いたのかな。
いたんでしょうね、全国で100万人いるんだから。
厚生労働省は「患者調査」をもとに、てんかん患者数は273,000人と推定(平成17年度)しているようです。

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