更新日:2015年11月6日.全記事数:3,169件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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妊娠22週以降は流産しない?


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流産と早産

妊娠22週~37週未満の分娩を早産といいます。

22週未満の場合は、流産といいます。

妊娠22週経てば大丈夫というわけではなく、言葉の違いです。

週数による出産後の赤ちゃんの状態

妊娠22~23週:この時期の早産の場合、赤ちゃんの救命は困難。
妊娠24~27週:赤ちゃんの体重が750g未満だとかなり治療困難。
妊娠28週(1,000g):この時期まで持つと赤ちゃんの救命率は急激に上昇。
妊娠30週(1,500g):後遺症の心配がかなり減る。
妊娠32週(1,800g):赤ちゃんの治療はかなり楽になる。
妊娠34週(2,000g):生まれてもまず大丈夫。
妊娠35週後半:早産だが、治療不要のことがほとんどである。

流産でも死亡届が必要?

流産したときは死産届が必要です。

死産の定義は、日本産科婦人科学会の定義では「妊娠22週以降の妊娠中絶による死亡胎児の出産」と定義されていますが、法律上は「妊娠12週以後の死児の出産」を指します。

いったん母体外での生命反応がありながら分娩直後に死亡した場合は、死産ではなく、通常どおりの出生届と死亡届を同時に行うことになります。

流産と出産育児一時金

出産育児一時金というと無事に出産した人だけがもらえそうですが、死産や流産、中絶した人でももらえます。

妊娠4か月を超えて(85日以上)いればもらえます。
ちなみに双子を産んだら出産育児一時金は2倍になります。

流産は多い

通常妊娠でも流産はまれなものではなく、妊娠がわかった人の10~20%ほどでみられます。
妊娠で正常に育つのは80~90%ということになります。
自然流産の約85%が妊娠前期に起こり、胎児側の要因によることが多いと言われています。
妊娠中期に起こるものは、母体側に原因があることが多いと言われています。
妊娠とわかる前に流産して気づかずにいるケースも相当数いると考えられています。

流産の経験

妊娠したことがある女性の41%は流産の経験があり、流産や死産を繰り返して出産に至らない「不育症」の患者は年間約8万人いるとの研究結果を、厚生労働省研究班がまとめた。
流産の割合は約15%と言われているので、流産の経験者が40%というのは多い印象です。
高齢出産が多くなり、産休もなかなか取れなかったりなどの社会環境が流産を増やしているとも考えられます。
よく「流産は自然淘汰」と言われます。
母親のせいでも父親のせいでもなく、染色体異常などの胎児側の異常による可能性が最も高いということです。
しかし、女性の社会進出によって流産が増えているのであれば、少子化を食い止めるためにも、社会全体で考えなければならない問題だと思います。

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