2018年10月16日更新.3,349記事.5,693,929文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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塗り薬をなめても大丈夫?

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塗り薬を飲んでしまったら?

例えば、乳腺炎で塗り薬を塗っているお母さんから、「赤ちゃんがなめても大丈夫?」と聞かれることがあります。

まず、塗った場所の塗り薬の量は大した量ではないので、ほとんど影響はないと考えられる。

塗り薬は、塗って効くようにできているので、飲んでも作用も副作用も出ないでしょう。

例えば、ザーネ軟膏というビタミンAの塗り薬があります。

この薬1g中に5000単位のビタミンAが入っています。大体0.5gで両手の掌分の面積に塗れるそうです。

0~1歳の所要量は1000~1300単位らしいので、両手いっぱいに塗ったザーネをなめまわすと過剰摂取になるでしょう。
あまり考えにくいけど。

そんな副作用報告もありませんし。
大量に飲めば、基剤による下痢は起こしそうなので、注意したほうがいいでしょう。

小児に塗る薬の量は?

皮膚からの薬物吸収の程度は、皮膚の厚さと皮下の水分量に依存します。

皮膚の厚さは年齢と比例するため、特に新生児から乳幼児までは過量投与とならないよう配慮が必要です。

さらに、乳幼児までは皮膚のバリア機能もまだ十分には発達していないため、できるだけ刺激を少なくする必要があります。

成人では、塗布後の塗り心地や見た目のよさから患者さんがクリーム剤を希望されることも多いと思いますが、そうした点があまり問題とならない小児の場合には軟膏を選択します。

クリーム剤に加えられている乳化剤をはじめとした添加剤がない分、軟膏のほうが刺激が少ないためです。

また、成人と同様、小児においても皮膚からの薬物吸収の程度は部位によって大きく異なりますので、それぞれの部位別に医師の指示を守って塗布するよう指導します。

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