更新日:2017年1月12日.全記事数:3,136件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ニューキノロン服用中日焼けしちゃダメ?


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ニューキノロンと光毒性

モーラステープによる光線過敏症は必ず説明するようにしていますが、内服薬での光線過敏症については説明を疎かにしているかも。

夏場は注意したほうがいいかな。

これはある文献から引用した、
光線過敏症の副作用報告の多い薬剤の一覧です。

圧倒的に多いのが抗生物質のスパルフロキサシンで、
商品名はスパラです。

この薬は光毒性の強い薬として知られています。
つまり、単純なアレルギー反応ではなく、
その薬剤の成分自体が、
紫外線に反応して活性酸素を生じるのです。
これは他の同種の薬剤には見られない特徴で、
そのため現状では使われることは少なくなっています。

3番目のフレロキサシン(商品名メガキサシン)、
6番目のエノキサシン(商品名フルマーク)、
7番目のロメフロキサシン(商品名ロメバクト、バレオン)も、
同じニューキノロン系の薬剤です。
つまりこのニューキノロン系の薬剤は、
その起こり易さには違いはありますが、
総じて光線過敏症を生じ易いのです。薬剤性光線過敏症の話:六号通り診療所所長のブログ:So-netブログ

怖いですね、光線過敏症。
注意が必要です。

海水浴や日焼けサロンに行かないように。
抗菌剤飲んでる状態の人が、そういう場所に行く可能性は低いけど。

スパラと光線過敏症

6位と8位にフッ素をもつジフロロキノロン薬(スパラ)は光毒性が強いので、使用中はもちろん投与中止後7日間は直射日光は避けます。
販売中止になっちゃいましたけど。

セロリで光線過敏症?

尋常性白斑の治療薬でオクソラレンという薬がある。

白斑っていうのは、皮膚の色素が抜けてしまう病気。
オクソラレンは皮膚に色素を沈着しやすくする、つまり日焼けしやすくするような薬。
光線に対する感受性を高める薬です。

そのため、光線過敏症を起こすような薬や食品と併用すると、光感受性が増強され、副作用のリスクが高まります。

併用注意の薬として、

ピリドンカルボン酸系薬剤、テトラサイクリン系薬剤、サルファ剤、タール製剤、チアジド系薬剤、ポルフィリン系薬剤、フェノチアジン系薬剤等

併用注意の食品として、

フロクマリンを含有する食物:セロリ、ライム、ニンジン、パセリ、イチジク、アメリカボウフウ、カラシ等

が挙げられている。

オクソラレンもフロクマリン骨格を有する化合物。

これらフロクマリンを含有する食物を食べると、色素が沈着しやすくなるってわけか。
女性にとって紫外線は大敵。
しかし、セロリやニンジン・・・体によさそうな食べ物ですけどねえ。
ニンジンに含まれるビタミンAがシミに効くという話もありますし。

レモンパックは危険?

マルガリータ皮膚炎という病気。
実際は、ライムやレモンによる接触性皮膚炎(かぶれ)のことなのですが。
マルガリータはライムやレモンを使ったカクテル。

ライムやレモンもソラレンというフロクマリンの一種を含有する食品。
そのため光線過敏症を引き起こす。

昔、レモンパックが流行したことがありました。今やっている人は見かけませんが。
レモンにはビタミンCが入っているので、美肌に効果的と思われましたが、ソラレンが色素沈着を促しシミの原因になる恐れがあるので、現在は行われていない。

セロリ、ライム、レモン、ニンジン、パセリ、イチジク、アメリカボウフウ、カラシなどフロクマリンを含有する食品は、朝食べるとシミになる危険性があるので、夜に食べましょう。

おしまい。

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