更新日:2017年1月11日.全記事数:3,117件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ステロイドはニキビに禁忌?


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ニキビにステロイド?

ステロイドをニキビに塗っちゃダメなのか?
ステロイドを顔に塗っているとニキビの副作用が出ることがあります。

ステロイドに免疫抑制作用があるために感染しやすくなるからです。

しかし炎症を抑える働きが強いので、炎症の強いにきびに一時的にステロイドを使うことは効果的です。

市販のステロイドや、別の症状で処方されたステロイドを使うのは止めましょう。

ステロイドと感染症

ステロイド外用薬は皮膚感染症に禁忌。

と添付文書には書いてある。

禁忌
細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患(疥癬,けじらみ等)[これらの疾患が増悪するおそれがある。]

でも実際は、ニキビやとびひ、水虫などで炎症、かゆみがひどい場合に使われることもある。

重要な基本的注意にこう書いてある。

皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則とするが,やむを得ず使用する必要がある場合には,あらかじめ適切な抗菌剤(全身適用),抗真菌剤による治療を行うか,又はこれらとの併用を考慮すること。

禁忌じゃなくて原則禁忌?
何か矛盾を感じますが。

皮膚感染症そのものの治療には禁忌だけど、皮膚感染症を伴う皮膚炎には使えるという話?
なんかわからない理屈だけど、皮膚科医以外も安易に処方するステロイド外用薬には、禁忌の記載が抑止力として必要なのかも。

ステロイドを使うと感染しやすくなる?

ステロイドによる易感染性のリスクは、患者背景や基礎疾患、合併症、投与量、投与期間、併用薬によって異なりますが、ステロイド1日平均投与量20mg以上、または10mg/日以上の症例では総投与量700mg以上(ともにプレドニゾロン換算)の場合に感染症の危険度が有意に増加するという報告があります。

また、ステロイドパルス療法を含む初期のステロイド大量投与が、感染症発生の危険因子とされています。

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