更新日:2015年10月22日.全記事数:3,118件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

オーグメンチンとパセトシンの併用?


スポンサードリンク

オーグメンチンとパセトシンの併用

オーグメンチンとパセトシンを併用して処方するのはなぜ? 日経DI掲載クイズ QUIZ 薬剤師さんなら簡単? ちょいむず?

Q.オーグメンチンとパセトシンを併用して処方するのはなぜ?

A.『クラブラン酸カリウム(βラクタマーゼ阻害薬)の用量を抑え、かつアモキシシリン(ペニシリン系薬)を高用量で投与したい』という意図が推測できます。まず、2つの薬剤の成分を整理します。オーグメンチンの成分はアモキシシリン+クラブラン酸カリウムで配合比は2:1、パセトシンの成分はアモキシシリン単味製剤なので、「アモキシシリン」が重複しています。
最近のガイドラインでは、細菌性肺炎の疑い(肺炎球菌性肺炎の疑い)がある場合、推奨処方の1つに、βラクタマーゼ阻害薬配合ペニシリン系薬(アモキシシリン高用量が望ましい(1.5~2.0g/日))があげられています。

【参考ガイドライン:日本呼吸器科学会・成人市中肺炎診療ガイドライン】
オーグメンチンだけで用量を増やすと、クラブラン酸カリウムの副作用である『下痢』が多く発生します。そこで、オーグメンチンを増量せずに、アモキシシリンを高用量で投与するため、単味製剤であるパセトシンを追加したものと思われます。

参考文献:オーグメンチンとサワシリンの併用(日経DI2009.12)

実際こんな処方を見たことはありませんが。

アモキシシリン単味で高用量処方するほうがわかりやすい。

オーグメンチン湿気に弱いので、すぐに廃棄しなきゃならないし。

スポンサードリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」
follow us in feedly

人気の記事

最新の記事

ランダム記事

検索

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

お気に入りリンク

添付文書(PMDA)
Mindsガイドラインライブラリ
健康食品の安全性・有効性情報
管理薬剤師.com
DIオンライン