更新日:2017年1月31日.全記事数:3,171件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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アルツハイマーやリウマチ患者じゃなきゃ一包化不可?


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面倒だから一包化?

Q.処方せん受け付けの際に、数種類の内服薬が処方されている患者から、「飲む時に面倒なので一包化してほしい」との依頼がありました。
処方せんには一包化の指示はありません。
患者から話を聞いたところ、飲み忘れや飲み誤りの心配も特にないようですし、薬剤の取り出しで困っているということでもないようです。
このような場合、処方医の確認が得られれば、一包化加算は算定できるのでしょうか。

A.算定できません。
ご質問のケースでは、処方せんに一包化の指示はありません。
また、患者との会話のやり取りから、多種類の薬剤が投与されている場合にしばしば見られる薬剤の飲み忘れ・飲み誤りの恐れが認められる患者ではなく、心身の特性により薬剤を直接の被包から取り出すことが困難な患者でもないことは明らかです。
したがって、仮に処方医の確認が得られたとしても、それは結果的に患者側の「服用する際に面倒だから」という理由に基づく一包化となり、医療上の必要性が認められるものではありません。
このような場合は、一包化加算を算定することはできません。
ただし、保険点数としての一包化加算ではありませんが、治療上の必要性がなく、患者の希望により一包化を行った場合には、そのサービスに係る実費を徴収することができます。
その際には、患者へ提供するサービスの内容・料金などについての掲示や説明、内容のわかる領収証の発行などが必要です。
また、サービス料金については保険薬局ごとに自由に設定できます。

一包化加算の算定対象となる患者は?

1.多種類の薬剤が投与されており、薬剤の飲み忘れや飲み誤りの恐れがある患者
例:アルツハイマー病など

2.心身の特性により、錠剤などを直接の被包から取り出して服用することが困難な患者
例:リウマチ患者など

参考書籍:保険調剤Q&A平成22年版

介護者のための一包化はダメ?

一包化は、患者さん本人が正確に、容易に服用するためのもので、家族や介護者が容易に与薬する目的では認められません。
しかし、薬を本人が管理して飲んでいるのか、はたまた家族や介護者が管理して飲ませているのかという線引きは難しい。
施設に入居しているからといって、本人が管理していないとは限らない。

20種類近くの薬を一包化せずに管理しているという高齢者の家族をみると、一包化してあげたくなるが、薬局から勧めることは難しい。
医師に相談するよう助言する。

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