更新日:2016年8月29日.全記事数:3,117件.

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フェロミアは吸収がいい?


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鉄剤の吸収は悪い?

フェロミアの吸収がいいといわれているのはなぜ? 日経DI掲載クイズ QUIZ 薬剤師さんなら簡単? ちょいむず?

Q.フェロミアの吸収がいいといわれているのはなぜ?
A.フェロミア(クエン酸第一鉄ナトリウム)は広いpH領域でも安定に溶存するためです。鉄の吸収は胃液の酸度に影響され、酸性では速やかに解離して吸収されますが、低酸状態(中性から塩基性)では解離されても不溶性高分子ポリマーを形成しやすくなるので、吸収が悪くなります。
フェロミア(クエン酸第一鉄ナトリウム)は広いpH領域でも安定に溶存し、中性から塩基性溶液中でも腸管吸収が可能な可溶性低分子鉄として溶存する特性があるため、低酸状態でも吸収されます。
鉄吸収促進物質であるクエン酸との化合物であるため、ビタミンCとの併用も必要ないといわれています。

フェロミアは胃腸障害も少ない。

だからみんなフェロミアを使うんですね。

中にはフェロミアが合わないと言って、他の鉄剤に変えた患者さんもいましたが。

フェロミアの特徴は?

・胃内pHに影響されず血清鉄を上昇、胃腸障害少ない。

・消化管吸収が良好な製剤です。

・胃切除後などにおいても、有効性が確認されています。

・鉄分の吸収を高めるためビタミンCといっしょに飲むことがあります。

・空腹時や寝る前に飲むと吸収はよいのですが、胃を荒らすことがあります。

・胃の弱い人は食後に飲んだほうがよいでしょう。

・鉄欠乏性貧血の治療に用いられる鉄剤は、経口剤と非経口剤に区分されるが、鉄欠乏性貧血の治療は経口剤によることが原則である。

・経口鉄剤による治療上の問題は、消化器症状を主とする副作用によりしばしば服薬の継続が困難となることにある。

・今日では徐放性の経口鉄剤が開発されているが、徐放性鉄剤の多くは胃液の酸度により崩壊や溶出が左右されやすく、そのため胃で崩壊せず、腸管の吸収部位を通過してから鉄が放出されて治療効果が得られない場合もある。

・鉄の吸収は胃液の酸度に影響され、酸性では鉄は速やかに解離して吸収されるが、低酸状態では解離されても不溶性の高分子水酸化鉄コロイドを形成しやすくなるので、吸収が悪い。

・理想的鉄剤の条件は、酸度に影響されず溶解し、かつ副作用の少ない化合物を主剤としたものであると考えられる。

・クエン酸第一鉄ナトリウムは、鉄の腸管吸収機序に関する研究の中から見出されたもので、酸性から塩基性に至る広いpH 域で溶解し、中性から塩基性溶液中でも腸管吸収が可能な可溶性低分子鉄として溶存する特性を有する。
そのため低酸状態でも吸収され、胃粘膜に対する刺激や食事の影響による吸収の低下が少ないことが推察できた。
また、これまで服用しにくかった顆粒剤については、溶け易さと鉄味のマスキングの改良に成功し、服用し易い製剤となった。

・フェロミアは可溶性の非イオン型クエン酸第一鉄ナトリウムを主剤とする鉄欠乏性貧血治療剤である。

・クエン酸第一鉄ナトリウムは酸性から塩基性に至る広いpH 域で溶解する。

・弱酸から塩基性側でイオン鉄のような吸収されにくい不溶性高分子ポリマーを形成せず低分子キレートのまま吸収されるため、腸管吸収が良好である。

・そのため胃酸分泌の低下している高齢者や,低酸症及び胃切除者でも良く吸収される。

・本剤は非イオン型鉄剤であるので、胃腸粘膜を刺激する鉄イオンを遊離しにくい。従って胃腸粘膜に対する刺激が少ないことが、ラットの実験により認められている。

・錠剤は、鉄味防止コーティングを施してあり口中では崩壊せず、胃中で崩壊溶出する。

・顆粒剤は、矯味剤によって鉄味をマスキングした。

・コーティング剤を使用していないので水に溶けやすく服用がしやすい。

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