更新日:2016年12月23日.全記事数:3,190件.

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ワーファリン服用中野菜を食べてはダメ?


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ワーファリン服用中の緑黄色野菜の摂取制限

ワーファリン服用中の患者は、納豆以外にも青汁など緑黄色野菜の摂り過ぎを注意され、極端な患者さんだと野菜を摂らないほうが良いと受け取ってしまうこともある。

Q.ワーファリン服用中、緑黄色野菜をどのくらい食べると検査値に影響がでる?
A.ビタミンKの1日最高摂取量0.25mgのとき、トロンボテスト値に影響しなかったとの報告があります。
緑黄色野菜などの摂取によるトロンボテスト値への影響については、ホウレン草とブロッコリーの各250gを1度だけ、あるいは1週間連続して摂食した場合の臨床報告があります。それによると1度だけの摂食では治療域を逸脱するほどの影響はみられていませんが、1週間連続して摂食するとトロンボテスト値が有意に上昇しました。
1日摂取量を過量にならない範囲で一定にすること、また一時的な大量摂取は避け、普通量をコンスタントに摂取するよう指導する必要があります。ワーファリン服用中、緑黄色野菜をどのくらい食べると検査値に影響がでる? 日経DI掲載クイズ QUIZ 薬剤師さんなら簡単? ちょいむず?

250gか。

多めだけど、食べられない量じゃないな。

自分は野菜嫌いなので、緑黄色野菜は全て避けてしまいそう。

ワーファリンは面倒な薬だな。

ワーファリンとビタミンAの相互作用?

マンゴーがワーファリンの効果を増強するという話。

ワルファリンとマンゴーの相互作用のメカニズムは不明だが、ワルファリンは多量のビタミンAとの同時摂取でチトクロームP450 (CYP)が阻害され、抗凝固作用が促進するという報告がある。
マンゴーにはビタミンAが豊富に含まれるため、これが薬効に影響した可能性がある。
その他、ワルファリンの効果を増強させる可能性が考えられる果物として、グレープフルーツなども挙げられる。
マンゴーに隕らず、特定の食物の過剰摂取は、医薬品に対して思わぬ相互作用を及ばす可能性があることを念頭に服薬指導に臨む必要がある。

参考書籍:日経DI2014.7

ワーファリンの特徴は?

ビタミンKによる抗凝固因子Ⅱ、Ⅶ、Ⅸ、Ⅹのカルボキシル化を阻害することによる抗凝固作用。

凝固因子の半減期はそれぞれ異なり、その影響が複合的に抗凝固能に反映される。

半減期は40時間前後。

効果発現は12~24時間後。

作用持続は十分な効果が得られた後も48~72時間続く。

中止や減量、再開や増量の効果が凝固能の検査や臨床効果につながるまでにはタイムラグがあり、評価の時期が重要。

製剤はS体とR体1:1のラセミ体。

S体の方がR体よりも抗凝固活性が3~5倍高い。

S体の代謝はCYP2C9、R体はCYP1A2、3A4で代謝。

CYP2C9の遺伝子多型による個体差に注意。

蛋白結合率ほぼ100%。

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