更新日:2015年10月22日.全記事数:3,171件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

小児の脳死判定は不可能?


スポンサーリンク

子の脳死

asahi.com(朝日新聞社):子の脳死 医師4割が「死には当たらぬ」 – アピタル(医療・健康)

 15歳未満の子どもでは、「脳死が死」は当てはまらない、と考える医師が40%に上ることがわかった。また、小児の脳死判定は将来的にも不可能だとする医療施設も20%以上あった。全国の救急・小児科の専門医を研修する施設の医師に聞いた。
 調査は、国立成育医療研究センターの委託研究班が昨年、日本救急医学会と日本小児科学会の専門医研修施設約500施設を対象に行い、医師255人から回答を得た。
 年齢に関係なく「脳死を人の死」と認識する医師は56%いた。一方で、14%が「人の死ではない・人の死はあくまで心臓死」と回答、「成人は脳死が人の死だが子どもは異なる」「臓器提供の場合に限る」と答えた医師もそれぞれ13%いた。合計4割の医師は、小児は「脳死は人の死」と認識していなかった。
 成人への認識と異なるのは、子どもは成人より一般的に回復力が強いためだとみられる。
 また、脳死判定後の治療について、6割が「差し控えや中止という選択肢があるべきだ」と考え、3割が「新たに開始すべきではないが実施中の治療は中止すべきではない」と回答した。「緩和医療やみとりの医療に移行すべきだ」も4割あった。
 自分の病院で子どもの脳死判定が可能と考える医師は3割、条件が整えば可能とした医師が4割。今も今後も不可能とする医師も2割いた。

小児の脳死判定って難しいんですね。

小児は回復力が高い。

そう言われると、親の立場としたら、もしかしたら意識が回復するんじゃないか、と期待してしまいます。

小児の臓器移植は難しいですね。

虐待児の臓器提供

虐待児の臓器提供防止…厚労省がマニュアル案 科学 YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 15歳未満の脳死臓器提供を認める改正臓器移植法が7月に施行されるのを受け、厚生労働省研究班(班長=貫井英明・元山梨大学長)は、虐待を受けて脳死になった子どもからの臓器提供を防ぐ診断マニュアルの素案をまとめた。厚労省は研究班の報告をもとに診断マニュアルを作成する。
 素案では、提供できるケースを〈1〉病気で入院中に脳死になるなど、病気との因果関係が明確〈2〉事故で第三者の目撃証言があり、外傷と証言に食い違いがない――に限定。自宅での病気療養中や、家族の目撃しかない事故で脳死になった場合は虐待の有無に関係なく除外される。臓器提供施設に「子どもの外傷と親の説明が食い違う」など、虐待のチェックリストも配布する。
 研究班メンバーで、NPO法人「子ども虐待ネグレクト防止ネットワーク」理事長の山田不二子医師は「提供はかなり制限されるが、被虐待児の紛れ込みは防げるはず」と話している。

なんで虐待児の臓器提供がダメなのかと思ったら、司法解剖のほうが優先で臓器提供されると捜査の邪魔になるからだそうです。
事件性がある場合はやはり司法解剖したほうがいいということでしょう。
ちなみに、3歳の息子の顔を平手で数回たたいて転倒させ、硬膜下血腫などを発症させ、脳死状態にさせたという母親の虐待による脳死の例があります。

スポンサーリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」
follow us in feedly

人気の記事

最新の記事

資料

検索

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

スポンサーリンク