更新日:2017年1月22日.全記事数:3,191件.

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リリカを急に止めてはいけない?


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リリカを急に止めてはいけない

プレガバリンは通常、初期用量として1日150mgを1日2回に分けて投与し、その後1週間以上かけて300mg/日まで漸増する。

症状や腎機能などに応じて適宜増減するが、600mg/日を超えてはならないとされている。

同薬の用量に関しては、投与開始時だけでなく投与中止時にも注意が必要である。

添付文書の「重要な基本的注意」には、急激な投与中止により、不眠、悪心、頭痛、下痢、不安及び多汗症等の症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、少なくとも1週間以上かけて徐々に減量すること」と記載されている。

一般に中枢神経系の薬剤は、反復投与による依存形成と、投与中断に伴う離脱症状が問題となる。

プレガバリンも、わが国に先立って実施された海外の臨床試験で、急な中止に伴う不眠や悪心、頭痛、下痢の報告が一部で認められた。

そのため、海外の添付文書では、最終用量が300mg/日(150mg/回を1日2回)以上の場合は、1週間の減量期を経て投与を中止するよう記載されている。

一方、わが国の国内第3相臨床試験においては、離脱症状の可能性が否定できない有害事象の発現率は減量期の有無によらずプラセボ群とほぼ同等であり、いずれも軽度か中等度で重篤なものはなかった。

ただし、投与中止時に漸減することにより有害事象の発現が抑えられると期待できることから、わが国の添付文書でも急な投与中止に対して注意喚起がなされることとなった。

実際、国内長期投与試験では、海外の添付文書に規定されたプロトコルに従って減量された後、中止するという手順が取られている。

以上から、プレガバリンを中止する際は、最終用量が150mg/日以下の場合は一度に中止してもよいが、300mg/日以上の場合は1週間の減量期間を設けた後、完全に中止することが望ましいと考えられる。

300mg/日以上のプレガバリンが一度に中止された場合は、重度の副作用が生じる可能性は低いものの安全性を考慮し、疑義照会を行って漸減を提案すべきだろう。

参考書籍:日経DI2011.12

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コメント

  1. 腰の手術後リリカ 150mg 朝 夕 2回 を7年間飲み続けてました
    一年程前に 家から近くの 整形外科へ転院して
    一年程 先の病院の処方通り リリカを処方してくれてまましたが 10月に入って いきなり止められました
    理由は、これから先飲み続けることは、体によくないトとのことです 止められて1週間は、下痢 冷や汗 食欲不振 目まい に悩まされました いっその事 先の病院でリリカの処方を今まで通りにしてもらい この苦しみから抜けてしまいたいとも思いましたが あれから一ヶ月頑張っりました 今は食欲もでてきてます
    私の体からリリカは、やっと抜けてくれたように思いますが
    もう少し落ち着くため、心療内科で安定剤を処方され
    何とか過ごしてます
    今 リリカを目にすると拒否反応する程になりました

    リリカ、こり子:2017/11/1

  2. 頚椎症でリリカ50mg夕食後1回とロキソニン(毎食後胃腸粘膜保護薬と)を飲んでいましたが、下痢と気持ち悪さに悩まされました(痛みを和らげる効果はあまり感じられない状況)。いろいろ調べ薬の副作用と判断。すぐに薬を止める決意。しかし、リリカには離脱症状の注意書き。

     この記事で150mg以下なら急にやめられると分かり、大変助かりました。今晩から双方の薬ともにやめます。

    みなさん、薬はくれぐれも注意して飲みましょう。医師が薬のすべてを知っているというのは幻想に過ぎません。

    マロンパパ 2017.4.6:2017/4/6

  3. 大変参考になりました!(^-^ゞ

    ロングスナッパー:2012/9/10

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