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乳酸菌とビフィズス菌は違う?
公開. 投稿者:下痢/潰瘍性大腸炎.この記事は約2分48秒で読めます.
1,754 ビュー. カテゴリ:乳酸菌とビフィズス菌の違いは?
ビフィズス菌も乳酸菌の一種だろう、と思ってました。
極端に言えば、整腸剤なんてどれも同じだろう、と思ってましたが。
ビフィズス菌のもっとも大きな特徴は、ヒトの腸内に最も多くすんでいる有用な菌であることです。ヒトの腸内では1~10兆のビフィズス菌がすんでいますが、乳酸菌はその1/10000~1/100以下にすぎません。そのため、ビフィズス菌はヒトの腸内に適した菌と言えるでしょう。また、乳酸菌は糖を分解して、乳酸を多く作り出す菌ですが、ビフィズス菌は乳酸以外にも酢酸を作り出し、善玉菌として働きます。
ビフィズス菌と乳酸菌の違い|ビフィズス菌研究所 – BB536.JP
乳酸を作り出す菌が乳酸菌なので、細菌学上は乳酸菌のビフィドバクテリウム属にビフィズス菌が位置づけられている。
整腸剤に含まれる菌は以下の通り。
ビオフェルミン錠剤:ビフィズス菌
ビオフェルミン配合散:ラクトミン、糖化菌
ビオフェルミンR散/錠:耐性乳酸菌(フェカリス菌)
ビオスミン配合散:ビフィズス菌、ラクトミン
ミヤBM:酪酸菌(宮入菌)
ラックビー微粒N/錠:ビフィズス菌
ラックビーR散:耐性乳酸菌(ビフィズス菌)
レベニンS散:ラクトミン、ビフィズス菌
同じブランド名でも、ビフィズス菌だったり乳酸菌だったりで、トラップが仕掛けられています。
ラックビー錠とビオフェルミン配合散の併用、とか見かけますが、一応違う菌を組み合わせて処方しているのですね。
耐性乳酸菌もひとくくりにして覚えていましたが、乳酸菌だったりビフィズス菌だったりする。
乳酸菌とは?
乳酸菌は、代謝により乳酸を生成する細菌類の非学術的な総称。ヨーグルト、乳酸菌飲料、漬け物など食品の発酵に寄与する。
一部の乳酸菌は腸などの消化管(腸内細菌)や膣の内に常在して、他の病原微生物から生体を守り、恒常性維持に役立っていると考えられている。byウィキペディア
乳酸菌という用語は、乳酸を多く作る細菌に対して慣用的に用いられてきた呼び名であり、分類学上の呼び名ではありません。
乳酸菌の定義
1.グラム陽性桿菌または球菌
2.胞子を作らない
3.非運動性
4.カタラーゼ陰性
5.嫌気性または通性嫌気性
6.消費したグルコースに対して50%以上の乳酸を作る
ビフィズス菌は、乳酸菌の定義の一つである「乳酸の生成量が50%以上」には満たないのですが、乳酸菌の中に含めて考えられています。
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