更新日:2015年10月22日.全記事数:3,117件.

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薬を止めたらPSAが低下した?アンチアンドロゲン交替療法


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アンチアンドロゲン除去症候群

前立腺癌では抗男性ホルモン剤が使われます。
しかし思ったようにPSAが低下しなかったり、一旦PSAが下がっても再燃することはしばしばあります。

アンチアンドロゲン交替療法とは抗男性ホルモン剤を第1選択薬のカソデックスから第2選択薬オダインに変更する方法です。

それでも下がらない場合、思い切って薬を中止する場合があります。
中止によって不思議とPSAが低下する場合があります。これをアンチアンドロゲン除去症候群といいます。
はじめは男性ホルモンと男性ホルモン受容体との結合を阻止していた薬剤ががんの性格が変化したために抗男性ホルモン剤が男性ホルモン受容体を刺激し、がんの進行の原因となってしまう為のようです。

オダインとカソデックスの違い

アンドロゲン桔抗薬の第1世代はプロゲステロン誘導体である酢酸クロルマジノンおよび酢酸シプロテロンです。
これらの薬はARに対して部分拮抗薬として作用します。

これに対して、非ステロイド系完全拮抗薬として、最初にフルタミド、続いてビカルタミドが開発されています。
ピカルタミドはフルタミドと比較して肝毒性が低減されていること、また代謝的に安定なことから半減期が6日と延長されている特徴を有しています。

現在、臨床使用されているアンドロゲン拮抗薬はいずれもアンドロゲンよりもARに対する親和性が低いという課題を有しており、このことが薬物耐性を惹起する一因として考えられています。

参考書籍:薬効力 ―72の分子標的と薬の作用―

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