2019年4月18日更新.3,408記事.6,019,029文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ザルティアとシグマートの相互作用

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PDE5阻害薬と硝酸薬の相互作用

シルデナフィルクエン酸塩(バイアグラ/レバチオ)、バルデナフィル塩酸塩水和物(レビトラ)、タダラフィル(アドシルカ/ザルティア/シアリス)などのPDE5阻害薬は、「硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等)を投与中の患者」と併用禁忌になっている。

PDE5阻害薬はその血管拡張作用により、勃起不全、前立腺肥大症、肺高血圧症などに使われる。
PDE5阻害薬は血管拡張作用を有しているため、降圧作用を有する薬剤や降圧薬と併用すると、降圧作用を有する薬剤や降圧薬と併用すると、降圧作用が増強する恐れがあり、注意が必要である。

勃起不全治療薬であるPDE5阻害薬(バイアグア、レビトラ、シアリス)の硝酸薬との併用禁忌については、薬を服用して性行為を行った男性の心臓のトラブルなどもあり、イメージしやすいが、ザルティアなどは前立腺肥大症治療薬として見ていると硝酸薬との併用禁忌を見逃すことがある。

硝酸系の狭心症治療薬であるニコランジル(シグマート)は、PDE5阻害薬との併用が禁忌となっている。
ニコランジルは細胞質に存在する可溶性グアニル酸シクラーゼを活性化し、cGMPの生成を促進することにより、血管拡張作用を示す。
一方、PDE5阻害作用を有する薬剤はcGMPの分解を抑制するため、両者の作用が相まって、過度の血圧低下が生じる可能性がある。

前立腺肥大症とPDE5阻害薬

PDE5阻害薬は下部尿路組織に発現するPDE5を阻害することで、cGMP(環状グアノシン一リン酸)の分解を阻害し、cGMP濃度を上昇させる。
その結果、Caイオン濃度が低下し、平滑筋が弛緩することで、下部尿路組織での血流や酸素供給量が増える。

肺高血圧症とPDE5阻害薬

血管平滑筋の弛緩にはcGMP(環状グアノシン一リン酸)などが関わっており、このcGMPが増加すると血管平滑筋が弛緩し血管拡張がおこる。
cGMPを分解する酵素にPDE5(ホスホジエステラーゼ5)がある。
PDE5阻害薬は肺血管平滑筋におけるcGMPの分解酵素であるPDE5を阻害し、肺組織中のcGMPを増加させることで血管拡張作用をあらわし肺高血圧症における動脈圧などを改善する。

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特異的中和剤が発売済みの経口抗凝固剤は?

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薬剤師

次の経口抗凝固剤のうち、特異的中和剤(添付文書上で適応症があるもの)が発売されているものを2つ選べ。
a. ダビガトラン(プラザキサ®)
b. リバーロキサバン(イグザレルト®)
c. アピキサバン(エリキュース®)
d. エドキサバン(リクシアナ®)
e. ワルファリン(ワーファリン®等)

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