2019年2月19日更新.3,370記事.5,917,338文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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酸化マグネシウムとH2ブロッカーを併用しちゃダメ?

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酸化マグネシウムと制酸剤

酸化マグネシウム(MgO)は胃酸(HCl)と反応して、胃内で塩化マグネシウム(MgCl2)となった後、膵液に含まれる炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)と反応し、腸内において難吸収性の重炭酸塩(Mg(HCO3)2)又は炭酸塩(MgCO3)となり、浸透圧維持のため腸管から水分を奪い、腸管内容物を軟化させることにより緩下作用を示します。

このように、酸化マグネシウム(MaO)の緩下作用の発現には胃酸と膵液が必要です。

つまり、酸化マグネシウムと胃酸分泌抑制作用を持つような制酸剤、H2受容体拮抗薬やPPI(プロトンポンプインヒビター)との併用は、緩下作用の減弱につながるということ。

酸化マグネシウム自身も制酸剤になるが、制酸作用を発動したあとに緩下作用を発動することになる。

ちなみに添付文書上は、カマとH2ブロッカーやPPIとの相互作用の記載は何も書かれていない。

胃切除した患者に酸化マグネシウムを投与するのも無意味ということになる。

ガスターと酸化マグネシウムとセンノシドの併用例なんてザラにあります。
胃の症状がさほどでもなければガスター中止すればセンノシドを使わずに酸化マグネシウムだけで排便コントロールできるかも知れない。
又は、ガスターが中止できなければ酸化マグネシウムの増量でセンノシドを使わずに済むかも知れない。

以上、ポリファーマシー対策にご一考ください。

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低アルブミン血症の際安全性に問題生じる薬は?

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薬剤師

タンパク結合率が70%を超える下記の薬剤のうち、低アルブミン血症などの際に遊離型濃度が上昇し、安全性に問題を生じる可能性がある薬剤はどれか
A. ワルファリン(商品名:ワーファリン錠)
B. リドカイン(商品名:キシロカイン注)
C. フェニトイン(商品名:アレビアチン錠)
D. バルプロ酸ナトリウム(商品名:デパケン錠)
E. トルブタミド(商品名:ラスチノン錠)

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