2019年2月19日更新.3,370記事.5,917,338文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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医者の前では血圧は上がる?下がる?

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白衣高血圧

病院に行って血圧を計ると、緊張して血圧が上がってしまうタイプの人がいます。
これを白衣高血圧と言います。

これと逆の状態で、健康診断などでは職場のストレスから開放されてリラックスして血圧が測定できるため正常血圧ですが、普段の生活ではストレスがあり血圧が高い状態を仮面高血圧(逆白衣高血圧)と言います。

白衣高血圧の治療

未治療者において医療環境下で測定した血圧が常に高血圧だが、非医療環境下で測定した血圧は正常である状態のこと。
白衣高血圧では基本的に薬物治療を行わず、生活習慣の改善を指導する。
しかし、心血管系疾患や臓器障害、糖尿病やメタボリックシンドロームなどを合併する高リスクの患者では降圧薬投与も必要となる。

仮面高血圧

仮面高血圧はハードワーカーや仕事と家事の両立に忙しい女性、ストレスを感じやすい人、ヘビースモーカーなどに多い。
このような人では診察の待ち時間がつかの間の休息となってリラックスできたり、医師と対面することで安心して血圧が下降することがある。
また、喫煙者では喫煙により血圧が上昇するが、医療機関受診時には喫煙しないため血圧が正常化しやすい。

仮面高血圧と夜間高血圧

かつてnon-dipperと呼はれていた夜間に高血圧を来すタイプも、外来を受診する時間帯は血圧が正常化し、仮面高血圧を呈することが多い。
このタイプでは糖尿病や肥満、睡眠時無呼吸症候群、腎機能障害などの基礎疾患が原因となって夜間に血圧が上昇する。

仮面高血圧患者における臓器障害のリスクは、正常血圧者に比べて高く、一般の持続性高血圧症と同等であることが報告されている。
中でも、夜間および早朝に血圧が上昇するタイプは心血管病の発症リスクが特に高いことが知られている。
降圧薬服用中の患者でも朝食後に服用した降圧薬の効果が途切れ、夜間から未明、早朝にかけて血圧が上昇する場合、リスクが高まる。

仮面高血圧に対しては降圧薬による治療を積極的に行うべきだと考えられている。
通常、家庭血圧や自由行動下血圧を参考にしながら、24時間にわたり効果が持続する1日1回服用のカルシウム拮抗薬やACE阻害薬、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)まどの薬剤が用いられる。
ただし、これらの血管拡張薬は血中濃度に依存して血圧を下げる働きがあるため、血中濃度が低下する時期が夜間、早朝の時間帯に重なると十分なイベント抑制効果を発揮できない可能性が高い。
このため、服用時点を就寝前に変更したり、朝および就寝前の2回に分けるなど用法上の工夫を行ったり、降圧効果が血中濃度に依存しない利尿薬を併用したりすることも多い。

参考書籍:日経DIクイズベストセレクションBASIC篇

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バルプロ酸と併用禁忌の抗菌薬は?

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薬剤師

バルプロ酸と併用するとバルプロ酸の血中濃度が極めて低くなり、痙攣発作を誘発することがあるため、禁忌となっている抗菌薬はどれか。
A. ファロペネム(ファロム)
B. テビペネム(オラペネム)
C. エリスロマイシン(エリスロシン)
D. レボフロキサシン(クラビット)
E. アモキシシリン(サワシリン)

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