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4連包の薬?
公開. 投稿者:調剤/調剤過誤.この記事は約1分5秒で読めます.
2,033 ビュー. カテゴリ:4連包の薬
錠剤のシートって大体10錠つづりですが、中にはウイークリーシートといって1週間単位で取りやすいように14錠つづりのものもある。
なので10錠か14錠かな、という固定観念で監査するとリパクレオンみたいな1シート12カプセルというイレギュラーなタイプにひっかかる。
粉薬にしてもそうだ。
大体1シート3包のものが多いので、3包かと思いきや、PL顆粒は4包つづりのシートになっている。
PL顆粒の用法が「1日4回」であるため、4連包なのだそうだ。しかしPL顆粒の1日4回という処方は滅多に見ない。1日3回で飲むのが普通だろう。
4連包のシートの薬は他にもあるようだが、アローゼン顆粒とホスミシンドライシロップくらいしか私は知らない。
特にアローゼン顆粒は4連包と7連包があり、薬局によって採用が異なるのでやっかいだ。
0.5gと1gの分包品がある点でもやっかいだ。
うちの薬局では0.5gしか在庫しておらず、1回1gで処方された際には1回に0.5gを2包飲んでもらうという手法を取っているので、またまたやっかいだ。
かなり調剤ミスの温床になっている。
ちなみにメイアクトMS小児用細粒は3連包のシートがあるが、0.3gと0.5gの分包品がある。
このような分包品で、調剤ミスを起こしやすい薬については、どのような規格があるのか知っておいて、他の薬局に行ったときにも柔軟に対応できるようにしておくのが、私のような常に転職を考えている薬剤師にとっては重要なことである。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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