2018年12月18日更新.3,342記事.5,770,694文字.

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トプシムクリームとトプシムEクリームの違いは?

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トプシムクリームとトプシムEクリーム

わかりにくい基剤シリーズ第1弾、トプシムクリームとトプシムEクリーム。

トプシムには、トプシム軟膏、トプシムクリーム、トプシムEクリーム、トプシムローション、トプシムスプレーというラインナップがあります。
この中でわかりにくいのが、クリームとEクリームの違い。

実際トプシムクリームもEクリームも処方を扱ったことがないので、なおわかりづらい。

トプシムクリームの添付文書の性状には、
「FAPG基剤を使用した白色のクリームで、わずかに特異なにおいがある。」との記載。
トプシムEクリームの添付文書の性状には、
「水中油型の乳剤性基剤を使用した白色のクリームで、わずかに特異なにおいがある。」

FAPG基剤?初めて聞きました。
Fatty alcoholとPropylene glycolを主体とする基剤とのこと。

トプシムEクリームの「E」の意味は、Eの意味は、エモリエント(Emollient)。「エモリエント」とは、皮膚からの水分蒸散を抑えてうるおいを保ち、皮膚を柔らかくすることをいいます。

ヒドロゲルとリオゲル

軟膏基剤を大きく分けると、油脂性、乳剤性、水溶性、懸濁性の4種類に分けられる。
油脂性が軟膏で、乳剤性がクリームという感じでわかりやすいが、水溶性と懸濁性がよくわからない。

褥瘡に使われる薬としては、
油脂性:アズノール軟膏、プロスタンディン軟膏
乳剤性:オルセノン軟膏、ゲーベンクリーム、リフラップ軟膏、ソルコセリル軟膏
水溶性:アクトシン軟膏、カデックス軟膏、ブロメライン軟膏、ユーパスタコーワ軟膏

褥瘡には、水分を吸収する水溶性基剤(マクロゴール軟膏)の軟膏が多い。

懸濁性基剤のものは見当たらなかった。
懸濁性基剤は、水を溶媒として保有するヒドロゲル基剤(無脂肪性軟膏、ゲルベースなど)と、水以外の液体を溶媒として保有するリオゲル基剤(FAPG基剤など)に大別される。

トプシムEクリームのほうが、乳剤性基剤のクリームで普段イメージするクリームに近く、トプシムクリームのほうがリオゲル基剤でゲルに近い?ってことなのかな。そこまで考えて使い分けている皮膚科医はいるのだろうか。

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