2018年12月18日更新.3,342記事.5,770,694文字.

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クラリスとコルヒチンは併用禁忌?

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クラリスとコルヒチンの相互作用

クラリスの禁忌に以下のように記載されている。

肝臓又は腎臓に障害のある患者で、コルヒチンを投与中の患者

クラリスの相互作用には、併用注意の部分に以下のように記載されている。

薬剤名等 
コルヒチン

臨床症状・措置方法
コルヒチンの血中濃度上昇に伴う中毒症状(汎血球減少、肝機能障害、筋肉痛、腹痛、嘔吐、下痢、発熱等)が報告されているので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。
なお、肝臓又は腎臓に障害のある患者で、コルヒチンを投与中の患者には、本剤を併用しないこと。

機序・危険因子
本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、上記薬剤の代謝が阻害される。

コルヒチンの禁忌には以下のように記載されている。

肝臓又は腎臓に障害のある患者で、肝代謝酵素CYP3A4を強く阻害する薬剤又はP糖蛋白を阻害する薬剤を服用中の患者[本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。]

コルヒチンの相互作用には、併用注意の部分に以下のように記載されている。

1. 薬剤名等
肝代謝酵素CYP3A4を阻害する薬剤等(強く阻害する薬剤(アタザナビル、クラリスロマイシン、インジナビル、イトラコナゾール、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、ダルナビル、テリスロマイシン、テラプレビル、コビシスタットを含有する製剤)、中等度阻害する薬剤(アンプレナビル、アプレピタント、ジルチアゼム、エリスロマイシン、フルコナゾール、ホスアンプレナビル、ベラパミル)、グレープフルーツジュース)

臨床症状・措置方法
本剤の作用が増強することがある。併用する場合は減量あるいは低用量から開始するなど注意すること。なお、肝臓又は腎臓に障害のある患者には肝代謝酵素CYP3A4を強く阻害する薬剤は投与しないこと。

機序・危険因子
肝代謝酵素CYP3A4を阻害することにより本剤の血中濃度を上昇させることがある。

つまり、肝臓または腎臓に障害のある場合は、コルヒチンとクラリスロマイシンは併用禁忌になるということ。
コルヒチンの代謝が阻害され、血中濃度が上がってしまって、副作用を生じる可能性が高くなる。

この肝臓又は腎臓の障害の程度についてはよくわからないが、聞き取りでなんらかの肝機能、腎機能障害を聞いた場合、あるいはウルソなどの肝機能改善薬、腎障害の薬など処方されていた場合には疑義照会が必要になるだろう。

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