2018年12月18日更新.3,342記事.5,770,694文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ザルトプロフェンは妊婦に安全?

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ソレトンの禁忌

NSAIDsは、妊娠後期の使用による動脈管(肺動脈と大動脈をつなぐ血管)の早期収縮が問題となる。
動脈管はプロスタグランジンなどにより開存しており、NSAIDsを使用すると動脈管が収縮し胎児の血液循環に障害を来す恐れがあるため、NSAIDsは妊婦に禁忌とされているものが多い。

ボルタレン(ジクロフェナク)、は妊婦に禁忌である。
インテバンSP(インドメタシン)、モービック(メロキシカム)も同様に妊婦に禁忌である。

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人

に禁忌となっている。

ブルフェン(イブプロフェン)は、

妊娠後期の婦人

に禁忌となっている。
セレコックス(セレコキシブ)、ロキソニン(ロキソプロフェン)は、

妊娠末期の婦人

に禁忌となっている。

カロナール(アセトアミノフェン)や塩基性NSAIDsのソランタール(チアラミド塩酸塩)は比較的安全性が高いといわれ、禁忌に妊婦の記載はない。
意外なのがソレトン/ペオン(ザルトプロフェン)にも、禁忌に妊婦の記載がないこと。
「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」には、

1. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
2. 妊娠末期のラットに投与した実験で、胎児の動脈管収縮が報告されている。

との記載がみられ、他のNSAIDsより安全性が高いというわけではなさそうだが、禁忌ではないという面では使いやすい?のかも知れない。しかし、私が産婦人科の門前で働いていたときにソレトンやペオンの処方が妊婦にされたことはない。

プロピオン酸系NSAIDs

消炎・鎮痛・解熱作用を平均して有している。

胃障害・腎障害等の副作用が比較的少ない。
消化性潰瘍、重篤な肝・腎障害、重篤な血液の異常、心機能不全には禁忌である。
アナフィラキシー様症状の出現例あり要注意である。

ニューキノロン系抗菌薬との併用にはシプロフロキサシン、フルルビプロフェンとエノキサシン、ロメフロキサシン、ノルフロキサシンとの併用は禁忌である。
イブプロフェンとジドプシンは併用禁忌である。

イブプロフェンは小児に対する薬用量が設定されている。

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