2018年12月18日更新.3,342記事.5,770,694文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ワーファリンからFXa阻害薬への切り替え方法

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ワーファリンからFXa阻害薬への切り替え

納豆を食べたいからワーファリンをやめて、イグザレルトなどの経口FXa阻害薬に変更するという患者はけっこういる。

金額的にFXa阻害薬は高いので、基本的にワーファリンで安定していればワーファリンでよいのだが、納豆を食べたいというわがままもQOLということだろう。

切り替えのタイミングは、処方された次の日から、ということが多い。
本当にそれでよいのだろうか。

リクシアナの添付文書には、以下のように書かれている。

ワルファリンから本剤に切り替える場合は、ワルファリンの投与を中止した後、PT-INR等、血液凝固能検査を実施し、治療域の下限以下になったことを確認した後、可及的速やかに本剤の投与を開始すること。

イグザレルトも同じような記載がみられる。

ただ、エリキュースは以下のような具体的な数値の記載もみられる。

ビタミンK拮抗剤(ワルファリン)から本剤へ切り替える際には、ビタミンK拮抗剤の投与を中止し、PT-INRが非弁膜症性心房細動患者では2.0未満、静脈血栓塞栓症患者では治療域の下限未満となってから本剤の投与を開始すること。

治療域の下限とは具体的にいくつなのか?

心房細動治療(薬物)ガイドライン(2008年改訂版)では,ワルファリンの至適治療域として70歳未満ではPT-INR 2.0〜3.0,70歳以上では1.6〜2.6が推奨されている。
つまり、70歳未満ではPT-INRが2以下、70歳以上では1.6以下になってから、経口FXa阻害薬の投与を開始するというやり方が正しい。

処方された当日のPT-INRが比較的低い状態なら、翌日から経口FXa阻害薬を服用してもよいのかも知れないが、PT-INRの数値次第では、再受診して服用開始のタイミングをみる必要がある。

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