2018年12月18日更新.3,342記事.5,770,694文字.

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硝酸薬の耐性回避にビタミンC?

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硝酸薬と耐性

硝酸薬は一定以上の血中濃度が長時間維持されることで、数日のうちに耐性を生じるといわれる。

硝酸薬耐性の発生メカニズムは不明な点が多いが、硝酸薬の連用によって血管壁に活性酸素が生じ、これが硝酸薬をNOに変換する代謝経路を阻害する、あるいは生成したNOの分解を促進することで、耐性が生じるものと考えられている。
そのため、ビタミンCやビタミンE(トコフェロール)などの抗酸化物質が硝酸薬耐性の抑制に有用と考えられている。

また、硝酸薬耐性には別の機序も考えられており、血管拡張に対する生体の代償的な機構としてレニン・アンジオテンシン(RA)系が活性化され、血管収縮が生じている可能性も指摘されている。
このためアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)などを硝酸薬耐性の予防に併用した研究などもある。

また、ビタミンCは狭心症への治療効果もあるといわれている。
ビタミンCは、血管内皮機能改善とそれに伴うアセチルコリンによる冠動脈収縮の緩和効果があることが示されており、冠攣縮の治療効果が期待できる可能性もある。

硝酸薬

硝酸薬は冠動脈および静脈の拡張効果があり、心負荷を軽減することで狭心症の症状や発作を抑える。
血管平滑筋細胞で一酸化窒素(NO)を発生し、細胞内の環状グアノシンーリン酸(cGMP)濃度を高めることで血管平滑筋を弛緩させる。
またCa拮抗薬は冠動脈拡張作用により狭心症の発作を予防する。
β遮断薬は血圧および心拍数を抑え、心負荷を低減させる目的で用いられる。

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