2018年11月20日更新.3,346記事.5,749,708文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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緑内障の目薬を使いすぎると効かなくなる?

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薬剤師

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頻回投与による作用の減弱

薬はたくさん使った方が効果が高い。
という誤解を持つ患者さんは多い。

目薬については、使用回数を増やしたとしても、眼の中には1滴分しか入らないので、それ以上は溢れて出ていくだけ。効果は同じ。
という私の認識でした。

しかし、添付文書には私の認識のさらに斜め上を行く、「使いすぎると効果が落ちる」という驚くべき事実が記載されている目薬もあった。

キサラタン点眼液などのプロスタグランジン系の緑内障点眼液に、
「頻回投与により眼圧下降作用が減弱する可能性があるので、1日1回を超えて投与しないこと。」
という記載がある。

キサラタン点眼液
ザラカム点眼液
タプコム点眼液
タプロス点眼液
デュオトラバ点眼液
トラバタンズ点眼液
ミケルナ点眼液
ルミガン点眼液

に記載されている。

キサラタンのインタビューフォームをみると、

海外の臨床試験において、1日2回点眼した場合、点眼日数の増加に伴って眼圧下降作用の減弱がみられたとの報告がある。

薬を使いすぎても、もったいないどころか、効果が落ちる。
弱り目に祟り目。
目なだけに。

プロスタグランジン関連薬

緑内障治療薬の中で第一選択とされているのは、プロスタグランジン関連薬とβ遮断薬で、いずれも眼圧効果効果が高く、また、縮瞳や散瞳を起こさず、眼の調節機構に影響を及ぼさないことが大きなメリットとされています。

ぶどう膜強膜流出路からの房水流出を促進する。

β遮断薬ほど全身性の副作用の心配がなく、眼内の血流増加作用も認められ、高い効果が期待できると考えられています。

イソプロピルウノプロストンとラタノプロストでは、眼圧の下降作用は、ラタノプロストの方が強いと言われています。

機序は不明ですがラタノプロストは、1日2回の点眼で眼圧下降効果が低下するという報告もあります。

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