記事
緑内障の目薬を使いすぎると効かなくなる?
公開. 投稿者:緑内障/白内障.この記事は約1分49秒で読めます.
2,356 ビュー. カテゴリ:
【PR】
頻回投与による作用の減弱
薬はたくさん使った方が効果が高い。
という誤解を持つ患者さんは多い。
目薬については、使用回数を増やしたとしても、眼の中には1滴分しか入らないので、それ以上は溢れて出ていくだけ。効果は同じ。
という私の認識でした。
しかし、添付文書には私の認識のさらに斜め上を行く、「使いすぎると効果が落ちる」という驚くべき事実が記載されている目薬もあった。
キサラタン点眼液などのプロスタグランジン系の緑内障点眼液に、
「頻回投与により眼圧下降作用が減弱する可能性があるので、1日1回を超えて投与しないこと。」
という記載がある。
キサラタン点眼液
ザラカム点眼液
タプコム点眼液
タプロス点眼液
デュオトラバ点眼液
トラバタンズ点眼液
ミケルナ点眼液
ルミガン点眼液
に記載されている。
キサラタンのインタビューフォームをみると、
海外の臨床試験において、1日2回点眼した場合、点眼日数の増加に伴って眼圧下降作用の減弱がみられたとの報告がある。
薬を使いすぎても、もったいないどころか、効果が落ちる。
弱り目に祟り目。
目なだけに。
【PR】
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、【PR】薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。