2018年10月23日更新.3,351記事.5,706,842文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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レクタブル注腸フォームの使い方

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レクタブル注腸フォーム

今更ですが、レクタブル注腸フォームの使い方。
ちなみに、2017年12月に販売開始してそろそろ1年が経つので、レクタブル注腸フォーム30回とか60回とか出るのかなあ。

まずレクタブルの製品特性から。

1.日本初の注腸フォーム製剤です。
2.泡が直腸〜S状結腸までひろがり、とどまることで、漏れにくく、立ったままで投与できます。
3.国内第Ⅲ相臨床試験において、主要評価項目である粘膜治癒率【6週】は32.8%でプラセボに対する優越性が検証されました。
4.有効成分ブデソニドのバイオアベイラビリティは約16%と推察され、体内に吸収後は肝臓で代謝を受けます。
5.承認時までの国内の臨床試験では175例中95例(54.3%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められました。主な副作用は血中コルチゾール減少72例(41.1%)、血中コルチコトロピン減少62例(35.4%)でした。

ブデソニドといえば、喘息に使われるパルミコートタービュヘイラーの成分です。最近ではクローン病にゼンタコートカプセルというこちらもブデソニドの製剤が発売されました。

ブデソニドは他の副腎皮質ステロイドに比べ、高い受容体結合親和性を有する一方、速やかに肝臓で代謝され、全身への曝露が少ないグルココルチコイドです。

レクタブルの使い方

実際の使い方で注意する点

●「使用前にアルミ製容器を手で温めてください」
勉強会などで実際に冬場に温めずに使ってみると、フォームの勢いが違いました。
冷えていると、薬液の流動性が悪く薬が出にくい場合や、ポンプドームが押しにくい場合があります。
ただ、高圧ガスを使用しているため、暖房などで温めると危険です。体温で温めましょう。容器を振って、バシャバシャという音がすることが確認できれば十分温まっています。

●「14回より多く使える」
14回分となっていますが、実際はそれ以上使えます。メーカーの話では20回使えるという話。
しかし、毎回交換するアプリケーターは14本しか付いていないし、それ以上は使わないようにというメーカーのお達しがある。アプリケーターを洗って使えば良いんじゃね?とかは考えないようにしましょう。
ちなみにアプリケーターだけメーカーからもらえないかと聞いたら、ダメなようです。

●「押しても出ない」
スプレー缶というと、プッシュボタンを押すと噴霧されるイメージですが、この注腸フォームは、押してもフォームは出てこず、ボタンを緩めたときにフォームが少しずつ出てくる仕組みです。
少しずつ出てくるので、ボタンを押して緩めてすぐ抜いてしまうと、薬を出し切る前に抜いてしまうことになります。
15秒待ってから抜くようにします。

自分が感じた要注意点です。
実際の使い方は、説明書を見ながら患者さんと一緒に確認していきましょう。

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