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ダイアートは遮光がいらないループ利尿薬?
公開. 更新. 投稿者:調剤/一包化. タグ:利尿薬. 閲覧数:1210回
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ループ利尿薬と遮光
三和化学研究所のホームページに以下のような資料があった。
ループ利尿薬といえば、ラシックス、ルプラック、ダイアート。
ラシックスの貯法は「遮光して室温保存」
ルプラックの貯法は「室温保存」
ダイアートの貯法は「室温保存」
ダイアートだけじゃなくて、ルプラックも遮光しなくていい。
では、これはラシックスに対する優位性を示したかったものなのか?
というよりも、ジェネリックのアゾセミド錠30mg「JG」に対する優位性を示したかったものだと思われる。
先発のダイアートは遮光保存ではない、にも関わらず、ジェネリックのアゾセミド錠「JG」の貯法は、「遮光保存、室温保存」と書かれている。
アゾセミド「JG」のインタビューフォームには、
苛酷試験の結果,光により分解物の増加が認められること及びアゾセミドの貯法が遮光保存であることから,貯蔵方法に「遮光保存」の条件を付した。
と書かれている。
アゾセミドの貯法は遮光保存なのらしい。ダイアートが特別ということなのだろうか。
ダイアートのインタビューフォームをみると、苛酷試験でも類縁物質の増加はみられたが、規格範囲内のようだ。
遮光保存のためアゾセミド「JG」にはバラ包装がない。ダイアートにはバラ包装がある。
うちの薬局ではアゾセミド「JG」のPTPシートからバラして、自動分包機で一包化していますが、光には気を付けないとダメだね。
てゆーか、日調がどうにかしろ。先発で出来ているんだから、添加物一緒にするとかなんかで同じ保存条件に変えられそうな気がしますが。
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