2018年8月15日更新.3,302記事.5,446,525文字.

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エビリファイ内用液の規格は包?mL?

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薬価収載の包装単位

エビリファイ内用液の薬価は、2018年7月現在、66.6円/mLである。

エビリファイ内用液には1mL、3mL、6mL、12mLと4つの分包品があり、それぞれの薬価を計算すると、
1mL=66.6円
3mL=199.8円
6mL=399.6円
12mL=799.2円
となります。

平成29年6月にエビリファイのジェネリック、アリピプラゾール内用液が薬価収載されました。
しかし、ジェネリックでは、薬価収載の単位が「mL」ではなく「包」になっています。マスタを登録するときに「???」となりました。
どういう事情かはわかりませんが、統一してもらいたいものです。

「サワイ」の製品を例に挙げると、それぞれの薬価は、
アリピプラゾール内用液3mg分包「サワイ」0.1%3mL=73.9円/包
アリピプラゾール内用液6mg分包「サワイ」0.1%6mL=143.2円/包
アリピプラゾール内用液12mg分包「サワイ」0.1%12mL=287.2円/包
となっている。

それぞれをmLで換算すると
アリピプラゾール内用液3mg分包「サワイ」0.1%3mL=24.633円/mL
アリピプラゾール内用液6mg分包「サワイ」0.1%6mL=23.867円/mL
アリピプラゾール内用液12mg分包「サワイ」0.1%12mL=23.933円/mL
と同一にはなっておらず、しかも包装量が多くなるほど安くなるという単純なものでもない。
よくわからない。

液剤であればmL単位、散剤であればg単位で薬価収載するのが普通、と思いがちですが、コストを考えれば、小さい包装のものが割高になるのはあたりまえである。
錠剤では1mg錠と3mg錠はそれぞれ薬価収載されていて薬価が違うのもあたりまえである。そう考えると、包装単位ごとに薬価収載されるのは、経済観念からしても望ましいといえる。

ちなみに、リスパダール内用液でも同じような現象がみられるが、リスペリドン内用液1mg/mL「アメル」0.1%ではさらに複雑な現象がみられる。
リスペリドン内用液1mg/mL「アメル」0.1%の100mLの瓶は、31.6円/mLの薬価だが、分包品にもそれぞれ薬価が設定されている。
リスペリドン内用液分包0.5mg「アメル」0.1%0.5mL=22.2円/包
リスペリドン内用液分包1mg「アメル」0.1%1mL=49.7円/包
リスペリドン内用液分包2mg「アメル」0.1%2mL=62.5円/包
リスペリドン内用液分包3mg「アメル」0.1%3mL=88.6円/包

ほかのメーカー、例えばリスペリドン内用液1mg/mL「トーワ」にも分包品はありますが、mLでの薬価収載しかない。
例えば、調子にあわせて量を変えてのませる、という方法を取る患者もいて、1回3mLのところを3mLの分包品ではなく、1mLの分包品×3で渡すことがある。
リスペリドン内用液「トーワ」ではどちらで渡しても金額差はないが、リスペリドン内用液「アメル」の場合は、結構金額差が出てしまう。
そういったことも含めて説明しなければならないとすると、とっても面倒くさいのである。

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