2018年6月25日月曜更新.3,289記事.5,379,609文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

フラジールはコケイン症候群に慎重投与?

スポンサーリンク


メトロニダゾールとコケイン症候群

2018年6月の添付文書改訂で、フラジールと、メトロニダゾール含有製剤(ボノピオン、ラベファイン、ランピオン)の慎重投与に「コケイン症候群の患者」が追加となった。

コケイン症候群の患者[コケイン症候群の患者で重度の肝毒性又は急性肝不全が発現し死亡に至ることがある。]

コケイン症候群は早老症の一種で、100万人に2.7人が発症するといわれており、日本にも現在、約50名の患者さんがいるという。

早老症にはコケイン症候群以外に、ウェルナー症候群、プロジェリア症候群、ロスモンド・トムスン症候群などがある。
広義の早老症にはダウン症も含まれる。

早老症といえば、テレビで見た「アシュリー」を思い出すが、彼女はプロジェリア症候群。

海外において、コケイン症候群の患者がメトロニダゾール含有製剤の使用により重度の肝毒性又は急性肝不全を生じて死亡した症例が報告されていることから、慎重投与の項に追記されたという。

「重要な基本的注意」に、

肝機能障害があらわれることがあるので,定期的に肝機能検査を実施するなど,患者の状態を十分に観察すること。

「重大な副作用」に、

肝機能障害(頻度不明):肝機能障害があらわれることがあるので,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。コケイン症候群の患者で重度の肝毒性又は急性肝不全が発現し死亡に至ったとの報告がある。

と追記されていることから、コケイン症候群に限らず、フラジールによる肝機能障害に注意する必要性がある。

コケイン症候群以外の早老症でも、通常より早い内蔵機能、肝機能低下が見られそうなので、コケイン症候群が特別なのかどうかはわからない。
今後、遺伝子や代謝酵素のレベルで何かわかるのかも知れない。

スポンサーリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう
follow us in feedly

最新の記事

人気の記事

最近のコメント

検索

スポンサーリンク

リンク

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

タグ

治療薬一覧 検査値 調剤関連資料