2018年9月20日更新.3,327記事.5,533,947文字.

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充血をとる目薬は危険?

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充血をとる目薬は危険

日本では1965年ごろ、市販点眼薬に含まれるナファゾリン塩酸塩による反動充血が問題となり、本剤の配合濃度が最高で0.003%に制限されることになりました。

当時の報告によると、「目をぱっちりと美しくする」というキャッチフレーズで市販されていた美容目薬にはナファゾリン塩酸塩が含まれており、目の毛細血管を一時的に収縮させ充血した目を3〜4時間白い瞳にする効果があるので、若い女性や夜間勤務の多いサラリーマンに人気があったということです。

ところが、ナファゾリン塩酸塩を長期間連用すると、毛細血管が循環障害を起こし、さらに進むと、角膜に濁りが起こり、視力が衰えるという副作用が問題になりました。

そのため、厚労省(当時)は配合濃度を規制する措置をとりました。

この問題の原因は長期連用により結膜血管が収縮し角膜への栄養補給が阻止されることによる上皮性角膜炎、その血管収縮作用が切れたときに点眼前よりもさらに栄養補給の必要性が増加し、反動充血が起こるということでした。

これらのことより、充血を取る作用は一過性の対症療法であり、根治的治療ではない場合が多いということを認識することが必要です。

数日服用しても回復しない場合は眼科医の診察を受けるべきでしょう。

塩酸テトラヒドロゾリン

最近の商品では血管収縮薬として、塩酸テトラヒドロゾリンが使われていることが多い。
しかし、この成分もナファゾリン塩酸塩と同じようなものなので、連用にはふさわしくない。

医療用で使われる血管収縮薬の成分は、
プリビナ:ナファゾリン硝酸塩
トーク:トラマゾリン塩酸塩
コールタイジン:テトラヒドロゾリン塩酸塩
ナシビン:オキシメタゾリン塩酸塩

トラマゾリンやオキシメタゾリンを含有するOTC点眼薬は無い。

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