2019年2月20日更新.3,370記事.5,924,009文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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クラビットと腎機能低下患者

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クラビットと腎機能

ニューキノロン系抗菌薬は腎排泄型薬剤であり、腎機能低下している患者には用量調節が必要だ。

クラビットの用量調節は以下のようになっている。

腎機能低下患者では高い血中濃度が持続するので、下記の用法及び用量を目安として、必要に応じて投与量を減じ、投与間隔をあけて投与することが望ましい。
腎機能Ccr(mL/min)
  20≦Ccr<50
用法及び用量
  初日500mgを1回、2日目以降250mgを1日に1回投与する。
腎機能Ccr(mL/min)
  Ccr<20
用法及び用量
  初日500mgを1回、3日目以降250mgを2日に1回投与する。

たまに、高齢者に上記のような用法で処方されることがある。
大抵の病院は500mgしか採用していないので、250mgは500mgの半錠で指示されてくる。
正直面倒だが仕方ない。

PKPD理論的に濃度依存のニューキノロンは初回ガツンと血中濃度を上げる必要がある。
ただ、他のニューキノロン系抗菌薬を含め、添付文書にここまで丁寧に腎機能低下者の用量設定が記載されている薬は少ないので、記載されているものについては守る必要性が高い。

この他の抗菌薬で、腎機能低下者に対する用量設定が細かいのは、バクタぐらい。

腎障害のある患者には,下表を目安に投与量を調節し,慎重に投与すること。

Ccrを指標とした用量調節の目安
Ccr(mL/min) 推奨用量
30<Ccr 通常用量
15≦Ccr≦30 通常の1/2量
Ccr<15 投与しないことが望ましい

Ccr:クレアチニンクリアランス

クレアチニン値を確認できたら、用量が合っているか確認しましょう。

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血清Cr1.1mg/dLの女性 ダビガトラン投与量の評価方法は?

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薬剤師

80歳女性、体重38kg、血清クレアチニン1.1mg/dLの患者。抗凝固薬であるダビガトランを服用している。ダビガトランは透析患者を含む高度の腎障害患者には禁忌である。この患者のダビガトランの投与量の評価方法として正しいのはどちらか?
A. この患者の糸球体濾過率(eGFR:mL/min/1.73 m2)を計算式より求めると、eGFR=36.7 mL/ min /1.73 m2となる。ダビガトランの添付文書に従い、この方の腎機能障害の度合いは中等度であると判断し、1回110mg1日2回投与とした
B. この患者のクレアチニンクリアランス(CCr:mL/min)をCockcroft-Gaultの計算式より求めると、CCr=24.5 mL/minとなる。ダビガトランの添付文書に従い、この患者の腎機能障害の度合いは高度であると判断し、ダビガトランは「禁忌」であると判断した

先生

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