2018年6月3日日曜更新.3,267記事.5,316,431文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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薬を後日郵送してもいいか?

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おくすりカウンター

薬局に在庫がない薬が処方されて、患者の自宅にまだ薬が残っているという場合、入荷後郵送で送るということがあります。

また、一包化などで時間がかかるため、患者の了承を得て、後日郵送で送るというケースもあります。

いずれにせよイレギュラーな形で、患者宅に薬を郵送で送るという形はあります。

しかしそれを業として行う薬局はありませんでした。

上記の形だと、会計を済ませてから、薬を取りそろえる調剤という形になるので、法的に問題が生じます。
いわゆるグレーゾーン。

グレーゾーン解消制度というのがあるらしい。
初めて知りました。

薬局における待ち時間を短縮する薬剤の販売方法の導入に係る医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律の取り扱いが明確になりました~産業競争力強化法の「グレーゾーン解消制度」の活用~(METI/経済産業省)

この形だと、①処方箋提出②服薬指導のあと患者は帰宅して、③薬剤の調整と④監査を終了し、⑤のWEB決済となる。

スマホの普及、決済手段の多様化などによって、新しい形が様々生まれます。

これを業として行っているサービスが以下の「おくすりカウンター」。

おくすりカウンター(保険調剤薬局)|スマホで受付、駅で受け取り。

待ち時間短縮という点からみると、患者にとってはありがたいサービス。薬剤師の説明なんてちゃちゃっと済ませてもらって、薬の準備に時間がかかるなら後で受け取りたい、という自分勝手な患者はこれでよいと思うのだろう。

しかし、薬剤師側からすると、薬の実物を見せずに服薬指導をするというのは、事後のクレームにつながる恐れがあるので慎重に行いたいというのが本音。
投薬時に、「この薬はいらなかった」「この処方日数では次回受診日まで足りない」「湿布は先発品がよかった」などなど、想定の範囲外のことが起こることもしばしばあります。
そういったことも含めて、処方箋受付時の服薬指導で確認するという形は、正直不安もありますが、逆に聞きそびれがあってはならないという慎重さが生まれるので逆によいのではないかとも思います。「薬を渡す」という段階で色々聞かれるよりも、処方箋を受け付けた時点で色々聞かれた方が患者サイドも間違った薬を用意されたくないという思いは強いでしょう。

送料の負担なども問題としてありますが、これが一般の薬局でも通常サービスとして行われるようになると薬局業務の大変革になり得る。
受取場所、ドラッグストアだと調剤薬局の閉店後に店舗受け取ることもできる、コンビニと提携して受取場所を指定したり、様々な可能性は感じます。

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