2018年10月19日更新.3,349記事.5,704,132文字.

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ジクアスとムコスタの使い分け

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ドライアイ治療薬

ドライアイの治療薬で、比較的新しい薬に「ジクアス点眼液」「ムコスタ点眼液」がある。

以前は「目の渇きにはヒアレインなどの精製ヒアルロン酸ナトリウムの点眼薬を処方して、治らなければ涙点プラグ(涙の流入口に栓をして涙を眼表面に溜める)」というやり方でしたが、ジクアスとムコスタの登場により変わりました。

ジクアスは、ムチンだけでなく水分も増やす作用があるため、より涙が少ない場合に処方されます。
ジクアスはなぜかとても効果が出る症例と、全く反応しない症例に分かれるので、効果がない場合にはムコスタに切り替えて処方されるという使い分けもされます。
一方、ムコスタは抗炎症作用を期待して処方されることがあります。

副作用もそれぞれ特徴的で、ジクアスは眼脂、ムコスタは点眼後の苦味や眼周囲に付着する白濁を気にする患者が少なくないので、それらを気にする患者では切り替えられます。
ムコスタの効果はあっても、白濁が気になる場合、朝晩はムコスタを点眼し、日中はジクアスを併用するという方法もあります。

BUT

BUTは、Tear breakup time の略で、涙液層破壊時間といいます。
これは瞼をあけてから、眼表面に涙の乾いたスポットができるまでの時間のことで、5秒以下であることがドライアイの診断基準の1つになります。

ちなみに、涙の分泌量が多いのにBUTが短いドライアイもあります。

ドライアイ

ドライアイの症状には、乾きだけでなく、目のごろごろ感や痛み、見えにくさ、疲れもあります。

従来の疾患概念は、「涙が少ない、涙の質が悪いのがドライアイで、そのために眼が乾く」という捉え方でしたが、最近は、前眼部の層に着目し、①眼表面、②水層、③眼表面と水層の両方に存在するムチン、④最表層にある油層、がうまく機能していないために起きる慢性疾患がドライアイであると考えられています。

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