2018年12月12日更新.3,341記事.5,764,910文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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脱毛症の勉強まとめ

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分類分類商品名一般名
脱毛症治療薬血管拡張薬フロジンカルプロニウム塩化物
脱毛症治療薬血管拡張薬セファランチンセファランチン
脱毛症治療薬血管拡張薬リアップミノキシジル
脱毛症治療薬5α還元酵素阻害薬プロペシアフィナステリド
脱毛症治療薬5α還元酵素阻害薬ザガーロデュタステリド

脱毛症

脱毛はその原因から男性型脱毛症、脂漏性脱毛症、円形脱毛症、老人性脱毛症、分娩期脱毛症、内分泌系の疾患による脱毛症、感染による脱毛症、薬剤性脱毛症、そのほか生活習慣による脱毛症に分けられる。
生活習慣による脱毛症には、過度なダイエットや脂質異常症、喫煙などによる栄養、血行障害などがある。

男性型脱毛症

男性型脱毛症は、AGA(Androgenetic alopecia)とも呼ばれ、額がM字型に禿げ上がったり、頭頂部から脱毛が見られるのが特徴である。
若年性(20~30代)と壮年性(40~50代)に区分されるが、遺伝や男性ホルモンによる影響で髪の成長サイクルの休止期が長くなり薄毛となる。

脂漏性脱毛症

脂漏性脱毛症は、汗や皮脂の過剰分泌により、毛穴がつまったり、炎症や感染が起きたりして、頭髪が抜けやすくなるのが原因である。

円形脱毛症

円形脱毛症は、ストレスが原因ともいわれるが、原因不明なことが多い。最近は、遺伝子が関係しているとの研究もあり、遺伝子検査で調べることもできる。

老人性脱毛症

老人性脱毛症は、加齢による毛包の衰えで髪が細く薄くなることを指します。

分娩期脱毛症

分娩期脱毛症は、出産前後のホルモンの変化やストレスが原因で、一時的に生じるものである。
一般に、授乳をやめると改善するといわれている。

脱毛症に使われる薬の成分

〇発毛・育毛成分
アデノシンは、毛乳頭の発毛因子である線維芽細胞成長因子(FGF7)に直接作用し、発毛を促進するとともに、成長期を延長させて太い毛に育てる。
血行促進効果もある。

〇血管拡張成分
ミノキシジルは、毛包に直接作用し、スルホニル尿素受容体を活性化させ、ATP感受性K+チャネルを開放する。
それにより、毛包組織の血流を改善する。
また、毛乳頭細胞の増殖作用、毛母細胞のアポトーシス抑制作用ももたらす。
毛の成長を促進する成分には、カルプロニウム塩化物、セファランチン、センブリエキス、酢酸トコフェロール、ニンジンエキス、ニコチン酸アミドもある。

〇細胞賦活成分
TCA回路を介し毛包にエネルギーを供給し、毛乳頭細胞を活性化し、毛周期の休止期から成長期への移行を促進する。
ペンタデカン酸グリセリド、6-ベンジルアデニン、チクセツニンジン、パントテニールアルコール、パントテニールエチルエーテル、ビオチンなど。

〇細胞増殖促進成分
t-フラバノンは、毛母細胞の増殖を抑制する脱毛シグナル(TGFβ)を阻害して毛母細胞の成長を促す。
皮膚と毛髪の接着促進作用もある。

〇核酸系アミン化合物
サイトプリン(6-ベンジルアミノプリン)は、髪に必要なたんぱく質(BMPとエフリン)の生成を促し、成長期毛の発毛促進シグナルを増幅させる。
また、TGFβ抑制による毛の成長促進作用を持つ。

〇殺菌成分
頭皮を殺菌し、清潔に保つ。ヒノキオール、イソプロピルメチルフェノール、オクトピロックスなど。

〇抗炎症成分
頭皮の炎症を抑える。プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、グリチルレチン酸、βーグリチルレチン酸など。

〇栄養成分
パントテン酸カルシウム、N-アセチルーL-メチオニン、イノシトール、セリン、ピリドキシン塩酸塩、ビタミンAなど。

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