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精神病患者にエピペンは禁忌?

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抗精神病薬とアナフィラキシーショック

抗精神病薬(エビリファイ、ジプレキサ、セロクエル、リスパダール等)の添付文書改訂で、「禁忌」の項目の、
「アドレナリンを投与中の患者」というのが、

「アドレナリンを投与中の患者(アドレナリンをアナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く)」
という文言が追加された。

アドレナリンとα遮断作用を有する抗精神病薬の併用については、薬理学的に血圧低下が起こるおそれがあり、併用禁忌とされてきた。
しかし、アナフィラキシーは致死的な状態に至る可能性があり、迅速な救急処置としてアドレナリン投与が必要とされることから、アナフィラキシー治療時に患者の急な容態の変化にも対応できる体制下においてアドレナリンを使用することは、リスクを考慮しても許容できると判断されたため、改訂された。

併用禁忌には、以下のように書かれている。

薬剤名等
アドレナリン
(アナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く)
(ボスミン)

臨床症状・措置方法
アドレナリンの作用を逆転させ、重篤な血圧降下を起こすことがある。

機序・危険因子
アドレナリンはアドレナリン作動性α、β-受容体の刺激剤であり、本剤のα- 受容体遮断作用により、β-受容体刺激作用が優位となり、血圧降下作用が増強される。

アドレナリンは、興奮したときなどに多く分泌される物質で、心拍数を高めます。また、ノルアドレナリンは交感神経を刺激し、血管を収縮させます。
これらの働きにより血圧は上昇するというのが、アドレナリンの一般的な作用ですが、上記のように、α遮断薬投与後にアドレナリンを投与すると、「アドレナリン反転」と呼ばれる現象、血圧降下がみられる。

抗精神病薬とエピネフリンの併用禁忌に関する対応|Web医事新報|日本医事新報社
エピネフリンではなく、アドレナリンと呼びましょう。

①最近使用されている非定型抗精神病薬は定型抗精神病薬ほどα1受容体遮断作用が強くない
②抗精神病薬の至適投与量がエピネフリン反転を起こしやすいことの根拠が臨床的に乏しい
といった理由が挙げられていますが、今回の改訂では定型も非定型も「アドレナリンをアナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く」という文言は追加されている。

そもそも降圧剤のα1遮断薬の禁忌にはアドレナリンと書かれていないのに、抗精神病薬のほうには書かれているのはなぜ?

アドレナリン反転

アドレナリン反転とは、α1受容体拮抗薬投与後にアドレナリンを静脈内注射するとアドレナリンの血圧上昇作用が血圧下降作用に反転する現象のこと。

α1受容体にアドレナリンが結合すると血圧上昇作用を示すが、一方β2受容体へのリガンドの結合により血圧下降作用を示す。
通常ではα1受容体を介した作用が優位のためアドレナリンの投与により血圧上昇を示す。
しかし、α1受容体拮抗薬の存在下ではβ2受容体を介した作用が優位となり血圧下降作用を生じる可能性がある。

ここでいつもひっかかるのが、β遮断薬が降圧剤として用いられるのがなぜか?ということ。β2刺激作用で血管拡張するのでβ2遮断作用で血管は収縮します。が、心収縮力の減少によって血圧降下作用が現れる。

アドレナリンの添付文書にはアドレナリン反転を理由にα1受容体遮断作用を持つ抗精神病薬が併用禁忌とされていました。
そのため抗精神病薬を内服している患者がアナフィラキシーを発症して生命の危機にある場合、以前は併用禁忌であったアドレナリンを使用すると法的問題が発生する可能性がありました。
しかし、アドレナリン反転は上記のように動物実験で発見された現象であり、抗精神病薬の至適投与量が臨床的にアドレナリン反転を起こすことの根拠は乏しい。

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経管投与中患者への簡易懸濁投与が不適な薬は?

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薬剤師

経管栄養を行っている患者さんに、チューブから温湯に溶いて薬剤を入れる(簡易懸濁法))際に、不適な薬剤は以下のうちどれか。
A. ラベプラゾール(パリエット)
B. ランソプラゾールOD(タケプロンOD)
C. クロピドグレル(プラビックス)
D. バルプロ酸ナトリウム(デパケンR

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