2018年6月13日水曜更新.3,274記事.5,330,378文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

インフルエンザ治療薬一覧

スポンサーリンク


分類名商品名一般名
ノイラミニダーゼ阻害薬タミフルオセルタミビル塩酸塩
ノイラミニダーゼ阻害薬リレンザザナミビル水和物
ノイラミニダーゼ阻害薬イナビルラニナミビルオクタン酸エステル水和物
ノイラミニダーゼ阻害薬ラピアクタペラミビル水和物
RNAポリメラーゼ阻害薬アビガンファビピラビル
キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬ゾフルーザバロキサビル マルボキシル
M2蛋白阻害薬 シンメトレルアマンタジン塩酸塩

インフルエンザ


インフルエンザはインフルエンザウイルスによって引き起こされる急性感染症である。


風邪(普通感冒)とは異なり、比較的急速に出現する悪寒、高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛を特徴とし、咽頭痛、鼻汁、鼻閉、咳、痰などの気道炎症状を伴う。腹痛、嘔吐、下痢といった胃腸症状を伴う場合もある。
主要な合併症として肺炎とインフルエンザ脳症がある。
潜伏期間は1–2日が通常であるが、最大7日までである。
肺炎や上気道の細菌感染症を続発し死亡することがある。


A型インフルエンザはとりわけ感染力が強く、症状も重篤になる傾向がある。
まれにA型、B型の両方を併発する場合もある。


インフルエンザの治療薬は古典的なアマンタジン(シンメトレル)があるが、現在の主流はノイラミニダーゼ阻害薬である。
ノイラミニダーゼ阻害薬には、吸入剤のザナミビル(リレンザ)、ラニナミビル(イナビル)、内服薬のオセルタミビル(タミフル)、注射薬のベラミビル(ラピアクタ)がある。
RNAポリメラーゼ阻害を有するファビピラビル(アビガン)は新型又は再興型インフルエンザ感染症が発生した場合に限って、国の判断のもとに患者に投与されることとなっている。

アマンタジンはA型インフルエンザのみに有効で、近年では耐性化も進んでいる。
ノイラミニダーゼ阻害薬はA,B型に有効性が期待できる。
ペラミビルは注射薬であるので、経口もしくは吸入が困難な重症例に使用されるべきである。近年、オセルタミビルに耐性を示すウイルス株も報告されており、ペラミビルも同時に耐性傾向を示すので薬剤選択には注意する。

抗インフルエンザウイルス薬の服薬指導

・インフルエンザウイルスの増殖を防ぐことにより重症化を防ぐ。
・できるだけ早い段階での使用を推奨する。
・吸入剤は使用方法に戸惑う患者もいるので、詳しく指導する。
・タミフルドライシロップは独特な味があるため、小児への飲ませ方のアドバイスを行う。
・異常行動の報道などもあるので、副作用によるものや脳症の可能性も含め、適切な情報提供を行い、服薬に不安を生じさせないよう指導する。
・家族への感染予防方法、手洗い、うがいの励行など確認する。
・学校の出席停止期間など聞かれた場合確認する。

スポンサーリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう
follow us in feedly

最新の記事

人気の記事

最近のコメント

検索

スポンサーリンク

リンク

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

タグ

治療薬一覧 調剤関連資料