更新日:2015年11月17日.全記事数:3,169件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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止血剤で血が固まる?


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止血剤とワーファリンの併用は問題ない?

トランサミンは抗プラスミン薬と呼ばれる止血剤です。
トランサミンの止血作用は、血を固めるのではなく、固まっている血を溶かさないようにする力です。
新しく血栓を作る働きはありませんが、出来てしまった血栓が溶けにくくなってしまうので、血栓のある患者さんには慎重投与です。

ワーファリンとトランサミンが併用されていたらどうするか。
ワーファリンは凝固系、トランサミンは線溶系に働く。

働く場所が違う。
トランサミンが血液を固まりやすくするわけではない。
脳梗塞や心筋梗塞のリスクを増やすわけではない。

と言ってしまっていいのかな。

バイアスピリンとアドナの併用で作用は拮抗するのか

Q.バイアスピリンとアドナ。作用は拮抗するの?
A.作用する点が異なる為、作用は拮抗しません。
血液は、固まろうとする「凝固系」の働きと、血栓を溶かそうとする「線溶系」の働きとがバランスを取り合っています。
上記の抗血小板薬、抗凝固薬は血液凝固系に働き、凝固血栓の形成を抑制または阻害します。
アドナは毛細血管に作用し血管透過性亢進を抑制、血管抵抗性を増強することにより出血時間を短縮し止血作用を示しますので、血液凝固・線溶系に影響を与えません。
このように作用する点が異なるので、直接作用を弱め合うということはありません。バイアスピリンとアドナ。作用は拮抗するの? 日経DI掲載クイズ QUIZ 薬剤師さんなら簡単? ちょいむず?

アドナとワーファリンを併用してもいい?

Q:止血薬のアドナ錠と血液凝固阻止薬(ワルファリン等)を併用しても問題ないか?

A:アドナ錠(カルバゾクロム)は血液凝固・線溶系に影響を与えず,毛細血管に作用し血管透過性亢進を抑制,血管抵抗性を増強することにより出血時間を短縮,止血作用を示す。血液凝固阻止薬とは作用部位が異なるため,相互作用の可能性は低いと考えられる。 質疑応答 2009年2月

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コメント

  1. どうも返答有難うございます
    あれから中容量ピルを処方され ふつうに生理は
    きたのですが(今回のはいつもどうりのさらさらした血液でした)
    ねばねばした・・というのは やはり血液が少量だった
    かもしれません
    いずれにせよ私は静脈瘤もちな上、身内に脳血栓になったものも
    いますので 気をつけないといけないのかもしれません

    yuuka:2011/1/15

  2. 婦人科で不正出血のときにトランサミンの処方はよくあるので、月経血にも普通に作用はあるのではないでしょうか。
    と思いつつ調べてみると、トランサミンと同じ成分の薬でトランシーノのというシミの薬のホームページに、以下のようなQ&Aがありました。
    Q.トラネキサム酸を服用すると血液の粘度が高まりますか。
    A.そのような作用はありません。トラネキサム酸は医療用で止血剤としても用いられていますので、出血を止める作用はありますが、血液の粘度を高める作用はありません。
    月経血の量が少ないのはトランサミンのせいかも知れませんが、ネバネバしているのはトランサミンのせいじゃないと。
    でも、出血量が少ないと粘度が高まりそうな気もしますが。
    自分も質問されてから調べていますが、腑に落ちない部分はあります。
    ただ、その婦人科医が言っていることは間違いではなさそうです。

    yakuzai:2011/1/7

  3. はじめまして
    トランサミンで検索してこちらへと辿ってきました
    トランサミンはいろんなところで止血剤として
    用いられていると思うんですが
    これは月経血にも作用が及びますか?
    私の場合は他の疾患の止血で使ったのですが
    (それには確かに効きました)
    ですが 月経の量にまで影響があり
    通常とは違う やたら ねばっこい血液だったので
    何か関連があるのかなあ と思いまして。
    婦人科の先生に聞いたところ・・
    「それ(トランサミンの服用)は関係ない」と
    言われたんですけど
    なんだか腑におちません
    yakuzaiさんは どう思われますか?

    yuuka:2011/1/6

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