2018年3月19日月曜更新.3,289記事.5,379,609文字.

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口呼吸がアレルギーの原因?

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口呼吸

鼻で呼吸をすると無数のホコリや病原体が混ざった空気を濾過し清浄にしてくれて、副鼻腔という多数の穴を通ることで冷たい空気も適温になり、乾いた空気も鼻を通ると加湿されるのだそうです。

しかし、口には空気を濾過したり適温にしたり加湿したりする機能がなく、汚れた空気が冷たいままや乾いたまま入ってきてしまうため口呼吸では健康を守る免疫器官がだめになってしまうようです。

子どもは、1歳前後に言葉を話せるようになり口と気管がつながると面白がって口で息をしはじめ口呼吸が癖になってしまうそうです。

口呼吸を始めてしまった子どもにはおしゃぶりをくわえさせるのが効果的で、おしゃぶりをくわえると口は閉じ鼻で呼吸するしかないので鼻呼吸のしつけになって良いそうです。

鼻には粘膜や繊毛があり、アレルギーを引き起こす原因となる空気中の細菌やウイルスを除去してから、キレイな酸素を肺に摂り込ませる重要な役割があります。
鼻呼吸なら、鼻腔を通る間に空気が浄化されるだけでなく、乾燥した空気がほどよく加湿されてから肺に送りこむ事ができるので、酸素が吸収しやすいわけです。鼻は、フィルターと加湿器の両役割を果たしてくれます。

本来、ほ乳類の呼吸器官は「口」ではなく「鼻」です。
口は食事をして栄養を摂り込むという大切な役割を担う器官で、ほ乳類の中で口呼吸ができるのは人間だけだそうです。
これには二足歩行が深く関連しており、食べ物の誤飲のリスク減少が一番の理由だとのこと。
食事しながら呼吸をする際に楽な口呼吸がクセづいて、普段から鼻呼吸をしなくなる方が増えています。

赤ちゃんは口呼吸ではなく鼻呼吸をしています。大人と比べて免疫力が低いため、細菌やウイルスが体内に入れないよう、おっぱいやミルクを飲みながら、鼻呼吸を覚えるのです。
おしゃぶりも上手な鼻呼吸を習慣づける訓練の一環にもなっています。
ところが、最近では離乳食の時期が早まり、乳幼児の時に楽な口呼吸を覚えます。
ほ乳類は、もともと口が呼吸器ではないので、口呼吸では空気を浄化できる仕組みになっていません。

口呼吸では汚れている空気が直接喉に触れ、白血球をつくる扁桃腺を直撃するため、免疫力が低下したり、風邪をひきやすくなります。
楽に感じる口呼吸がクセになると、無意識のうちに鼻呼吸を面倒に感じてしまい、鼻呼吸へ戻す事が大変です。
さらに、口呼吸は口が乾燥するため、口臭や舌苔の増加、いびきを引き起こすとも言われています。以上の事から、口呼吸はオススメできません。

花粉症やアトピー性皮膚炎、哨息など、さまざまなアレルギーが原因の病気を、実際に鼻呼吸を実行させることで治療している医師もいるようです。
花粉症になり、鼻がつまってしまうと鼻呼吸をする事が難しくなります。

口呼吸と歯並び

人間は鼻で呼吸するのが正常な形ですが、鼻ではなく主に口で呼吸する子どもも多いです。

乳児は母乳や哺乳瓶のミルクを飲むので、鼻でしか呼吸できません。一歳前後で離乳期を迎え口で呼吸できるようになると、かえってそれが習慣化してしまう子どもが少なくありません。

口呼吸になると、舌の運動が阻害されて歯根付近の骨への刺激が不足します。その結果、上下のあごの成長が妨げられ、歯並びが悪くなります。

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