2018年5月27日日曜更新.3,267記事.5,316,431文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ゾフルーザはエンドヌクレアーゼ阻害薬?

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ゾフルーザ

話題のインフルエンザ治療薬ゾフルーザについて。

1回飲み切りで効く、経口インフルエンザ治療薬。
1回で効くといえばイナビルですが、吸入剤である点が難点。うまく使えない患者も多い。

その点では錠剤であれば、難なく飲める。

効能・効果は、A型又はB型インフルエンザウイルス感染症。
10mg錠と20mg錠がある。

成人及び12歳以上の小児には1回40mg(20mg 2錠)、ただし体重80kg以上は80mg(20mg 4錠)。
12歳未満の小児は、体重40kg以上で1回40mg(20mg 2錠)。体重20〜40kgで1回20mg 1錠体重10〜20kgで1回10mg 1錠

恐らく、イナビル、タミフル、リレンザを抑え、第一選択薬になるだろう。
ただ、シェアが急激に増えると、副作用も色々出てくる可能性はあるね。

バロキサビルマルボキシルの作用機序

ゾフルーザの一般名はバロキサビルマルボキシル。
作用機序は、エンドヌクレアーゼ阻害作用。
細胞内でのキャップ依存性エンドヌクレアーゼを阻害することで、ウイルスのmRNAの複製段階においてその複製を阻止する。

タミフル・リレンザ・イナビルはノイラミニダーゼ阻害薬ですが、これらの薬は、ウイルスを感染細胞表面から遊離させるノイラミニダーゼの働きを阻害する、つまり、ウイルスを細胞内に閉じ込めてウイルスの拡散を防止する薬です。
それに比べて、ゾフルーザはウイルスの増殖そのものを阻害するため、より早い、より高い抗ウイルス効果が期待できる。

作用機序が違うのであれば、ノイラミニダーゼ阻害薬とゾフルーザの併用、なんて強業をする医師も出てきそうですが。

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