2018年1月7日更新.記事数:3,207件.4,879,175文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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エピペンを冷蔵庫に保管しちゃダメ?

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エピペンの保管温度

調剤薬局で扱う注射剤で私が今まで扱ったことのある薬といえば、ランタスなどのインスリン注射剤、フォルテオなどの骨粗鬆症治療薬、バイエッタなどのGLP-1受容体作動薬、エンブレルなどの生物学的製剤で、いずれも冷所保存の薬である。

そのため、注射液といえば冷所保管、という思い込みが出来上がっている。

シロップや点眼薬などの液剤についても、冷蔵庫で保管しておけば間違いないという思い込みがある。

しかし、注射剤の中には、「室温保存」となっている薬もあるようだ。

アナフィラキシーショックに使われるエピペンの貯法は、「室温・遮光保存」となっており、適用上の注意にも「本剤は15℃~30℃で保存することが望ましいので、冷所または日光のあたる高温下等に放置しないこと。」と記載されている。
また、片頭痛に使われるイミグランキット皮下注も「室温保存、遮光」の貯法になっている。

エピペンの処方については、患者さんが処方せんを持ってきてから発注するのが通常だと思うので、薬局内で保管管理する時間は短く、誤って冷蔵庫で保管したとしても、さして問題になることは無いだろう。
患者に渡したエピペンがどこで保管管理されているかは、患者毎に異なるであろうが、子供に処方されたとすれば、学校で管理されていることも多い。

冷所保存した際のメーカーからの回答としては、低温下(15℃ 以下)の作動確認試験にて一部に作動上の不具合が生じたことや、安定性試験においては低温下での試験を行っていないため室温保存が望ましいとの回答である。

投薬時に患者本人あるいは家族に説明することはもちろん、本人家族以外が管理する可能性があれば、室温保存の旨を伝えてもらうようリーフレットを渡すなりして指導する必要がある。

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