2017年12月12日火曜更新.3,291記事.5,105,755文字.

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モーラスは化粧品アレルギーに禁忌?

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オキシベンゾンとオクトクリレン

モーラスの禁忌に、

チアプロフェン酸、スプロフェン、フェノフィブラート並びにオキシベンゾン及びオクトクリレンを含有する製品(サンスクリーン、香水等)に対して過敏症の既往歴のある患者[これらの成分に対して過敏症の既往歴のある患者では、本剤に対しても過敏症を示すおそれがある。]

という記載がみられる。

オキシベンゾンやオクトクリレンは、紫外線防止剤などで化粧品に広く含有されている成分である。
ケトプロフェンとの共感作(両者でアレルギー反応が発症して副作用が増強される)による光線過敏症についての報告があります。

化粧品には、多種類の成分が入っているため、アレルギーを起こしたとしても何が原因かは判明しづらい。
以前に化粧品、日焼け止め、香水などでアレルギーを起こしたことのある患者には、モーラスの使用について注意喚起する必要がある。

ちなみに、チアプロフェン酸(スルガム錠)、スプロフェン(トパルジック軟膏)、フェノフィブラート(リピディル/トライコア)の添付文書の禁忌をみてみると、
トパルジック軟膏の禁忌には、

ケトプロフェン(外皮用剤)、チアプロフェン酸、フェノフィブラート及びオキシベンゾンに対して過敏症の既往歴のある患者[これら製剤との交叉感作性により、本剤の使用によって過敏症を誘発するおそれがある。]

と書いてあるが、リピディル/トライコア、スルガムの添付文書には、これらの交叉アレルギーについての記載はない。

構造式が似ている薬の禁忌には、全て共通して載せてよいと思われるが、対応が遅れているだけなのか。
外用薬でアレルギー反応を起こせば、内服薬ではもっとアレルギーのリスクは高いと思われるが。


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