更新日:2017年12月5日.全記事数:3,190件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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併用時に減量する薬


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減量すること

添付文書の相互作用によくみられる記載に、併用時に「減量を考慮すること」「必要に応じて減量すること」という文言がある。

禁忌じゃないし、「考慮」「必要に応じて」なので、減量する義務はない。
医師の判断で併用しており、減量の必要性があれば減量するし、あえて疑義照会をしなければならないような飲み合わせではない。
という言い逃れもできる。

しかし、併用注意の記載の中にも、「減量すること」と少し強めの表現で記載されている相互作用もみられる。
この場合は、疑義照会必須の相互作用と見て取れる。

デトルシトールの相互作用

CYP3A4阻害薬
 マクロライド系抗生物質
  エリスロマイシン
  クラリスロマイシン等
 アゾール系抗真菌薬
  イトラコナゾール
  ミコナゾール等
 シクロスポリン
 ビンブラスチン 等

臨床症状・措置方法
トルテロジン及びDD01の血清中濃度の上昇に伴い効果や副作用の増強が予想されるため、1日用量を2mgに減量すること。

タンボコールの相互作用

アミオダロン塩酸塩

臨床症状・措置方法
本剤の血中濃度が1.5倍に上昇するとの報告があるので、本剤を2/3に減量すること。

ザイロリックの相互作用

メルカプトプリン(6-MP)
アザチオプリン

臨床症状・措置方法
骨髄抑制等の副作用を増強する。
これらの薬剤の用量を1/3~1/4に減量すること。

バリキサの相互作用

ジドブジン

臨床症状・措置方法
本剤の活性代謝物のガンシクロビルとの併用により、ジドブジンのAUCが17%増加したとの報告がある。また、併用により有意ではないがガンシクロビルの血漿中濃度の低下傾向がみられたとの報告がある。ガンシクロビル及びジドブジンはいずれも好中球減少、貧血の原因となる可能性があるので、併用する場合は本剤又はジドブジンを減量すること。

他にもあるだろう。

デトルシトールを処方されている患者に、クラリスが処方されることは十分に考えられる。
でも、その場合、すでにデトルシトールが処方されている患者にクラリスが処方されることになるので、デトルシトールを減量することは難しい。
クラリスの添付文書のほうには、デトルシトールとの相互作用の記載がないので、短期間の処方であれば、「まいっか」とそのまま調剤してしまいそう。

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