更新日:2017年11月28日.全記事数:3,190件.

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ヴィキラックスとCa拮抗薬併用で死亡例?


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ヴィキラックスの相互作用

C型肝炎治療薬は相互作用が多い。
併用禁忌の品目も多いので覚えておく必要がある。

以下に抗HCV薬の併用禁忌を挙げる。

医薬品名併用禁忌
エレルサリファンピシン、カルバマゼピン、フェニトイン、ホスフェニトイン、フェノバルビタール、リファブチン、セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort:セント・ジョーンズ・ワート)含有食品、エファビレンツ
グラジナシクロスポリン、アタザナビル、ダルナビル、ロピナビル・リトナビル、サキナビル、カルバマゼピン、フェニトイン、ホスフェニトイン、フェノバルビタール、リファブチン、セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort:セント・ジョーンズ・ワート)含有食品、エファビレンツ、リファンピシン
コペガス、レベトールなし
ジメンシーイトラコナゾール,フルコナゾール,ホスフルコナゾール,ボリコナゾール,ミコナゾール(経口剤又は注射剤),クラリスロマイシン,エリスロマイシン,ジルチアゼム,ベラパミル塩酸塩,コビシスタットを含有する製剤,テラプレビル,リトナビル,アタザナビル硫酸塩,インジナビル硫酸塩エタノール付加物,サキナビルメシル酸塩,ダルナビルエタノール付加物,ネルフィナビルメシル酸塩,ホスアンプレナビルカルシウム水和物,ロピナビル/リトナビル,オムビタスビル水和物/パリタプレビル水和物/リトナビル,リファンピシン,リファブチン,フェニトイン,ホスフェニトインナトリウム水和物,カルバマゼピン,フェノバルビタール,デキサメタゾン全身投与,モダフィニル,エファビレンツ,エトラビリン,ネビラピン,ボセンタン水和物,セイヨウオトギリソウ(St.John’s Wort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品,シクロスポリン,フレカイニド,プロパフェノン
ダクルインザリファンピシン,リファブチン,フェニトイン,ホスフェニトインナトリウム水和物,カルバマゼピン,フェノバルビタール,デキサメタゾン全身投与,セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
スンベプライトラコナゾール,フルコナゾール,ホスフルコナゾール,ボリコナゾール,ミコナゾール(経口又は注射剤),クラリスロマイシン,エリスロマイシン,ジルチアゼム,ベラパミル塩酸塩,コビシスタットを含有する製剤,テラプレビル,リトナビル,アタザナビル硫酸塩,インジナビル硫酸塩エタノール付加物,サキナビルメシル酸塩,ダルナビルエタノール付加物,ネルフィナビルメシル酸塩,ホスアンプレナビルカルシウム水和物,ロピナビル/リトナビル,オムビタスビル水和物/パリタプレビル水和物/リトナビル,リファンピシン,リファブチン,フェニトイン,ホスフェニトインナトリウム水和物,カルバマゼピン,フェノバルビタール,デキサメタゾン全身投与,モダフィニル,エファビレンツ,エトラビリン,ネビラピン,ボセンタン水和物,セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品,シクロスポリン,フレカイニド,プロパフェノン
ソバルディカルバマゼピン、フェニトイン、リファンピシン、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
ハーボニーカルバマゼピン、フェニトイン、リファンピシン、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
マヴィレットアタザナビル硫酸塩,アトルバスタチンカルシウム水和物,リファンピシン
ヴィキラックスアゼルニジピン,トリアゾラム,ミダゾラム,ブロナンセリン,ピモジド,エルゴタミン酒石酸塩,ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩,エルゴメトリンマレイン酸塩,メチルエルゴメトリンマレイン酸塩,シルデナフィルクエン酸塩(レバチオ),タダラフィル(アドシルカ),リバーロキサバン,バルデナフィル塩酸塩水和物,リオシグアト,シンバスタチン,アトルバスタチンカルシウム水和物,カルバマゼピン,フェニトイン,ホスフェニトインナトリウム水和物,フェノバルビタール,リファンピシン,エファビレンツ,セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品,エチニルエストラジオール含有製剤、コルヒチン

中でもヴィキラックスとCa拮抗薬の併用では、重篤な血圧低下、浮腫が認められ、死亡に至った症例も報告されている。
Ca拮抗薬という汎用されている薬剤でもあるので、一層の注意が必要です。

ヴィキラックスの併用禁忌には以下のように書かれている。

薬剤名等
アゼルニジピン[カルブロック等]
・・・

臨床症状・措置方法
これらの薬剤の血中濃度が上昇し,重篤な又は生命に危険を及ぼすような副作用が発現しやすくなるおそれがある.

機序・危険因子
リトナビルのCYP3A4阻害作用によりこれら薬剤の血中濃度が大幅に上昇するため.

抗HCV薬の併用禁忌の理由として、上記のような「副作用が出るから」「危険だから」という理由以外に、「効果が無くなるから」という理由もある。
せっかく高い抗HCV薬を使って、併用薬のせいでウイルス除去できなくなってはもったいない。

ハーボニー、ソバルディの併用禁忌の理由は、全て「効果が無くなるから」である。

抗HCV薬が処方された際には必ず併用薬を確認する。

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