更新日:2017年11月21日.全記事数:3,190件.

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白血病は不治の病?


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白血病は不治の病?

白血病は以前は治療が困難であったため、不治の病とのイメージを持たれてきました。
白血病細胞は全身の骨髄に存在し、手術で除くことはできません。
しかし、1980年代以降、化学療法や末梢血造血幹細胞移植療法 transplantation; PBSCT)、骨髄移植 (bone marrow transplantation; BMT) や臍帯血移植の進歩にともない、治療成績は改善されつつあります。
それでも、死亡率は4割と高いです。

急性白血病から慢性白血病になる?

一般の病気とは異なり、白血病の急性および慢性はそれぞれ異なった疾患です。
そのため急性白血病の経過が長引いても慢性白血病になる訳ではありません。

成熟していない若い白血球が増加するものを急性白血病、未熟なものから成熟した細胞まですべてが増加するのを慢性白血病といいます。

臨床経過も異なり、急性白血病は急激に発症し著明な貧血や白血球増加、血小板減少(出血傾向)を伴います。
慢性白血病の白血球数は著明に増加するのですが、症状のないことも多く健康診断時に偶然に見つかることが多いようです。
しかし、最終的には骨髄(造血)の破綻をきたしたり、白血病細胞の性格の変化(急性転化)を来たしたりします。

白血病

白血病は、「血液のがん」ともいわれ、遺伝子変異を起こした造血細胞(白血病細胞)が骨髄で自律的に増殖して正常な造血を阻害し、多くは骨髄のみにとどまらず血液中にも白血病細胞があふれ出てくる血液疾患。

白血病細胞が造血の場である骨髄を占拠するために造血が阻害されて正常な血液細胞が減るため感染症や貧血、出血症状などの症状が出やすくなり、あるいは骨髄から血液中にあふれ出た白血病細胞がさまざまな臓器に浸潤(侵入)して障害することもある。

治療は抗がん剤を中心とした化学療法と輸血や感染症対策などの支持療法に加え、難治例では骨髄移植や臍帯血移植などの造血幹細胞移植治療も行われる。

大きくは急性骨髄性白血病 (AML)、急性リンパ性白血病 (ALL)、慢性骨髄性白血病 (CML)、慢性リンパ性白血病 (CLL) の4つに分けられる。

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