更新日:2017年11月13日.全記事数:3,169件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

シダキュアとシダトレンの違いは?


スポンサーリンク

シダキュアスギ花粉舌下錠

アレルギー専門医でもいる医療機関の門前でなければ処方をみる機会は無いと思いますが、外来で行うスギ花粉症の減感作療法薬としてシダトレンスギ花粉舌下液という薬があります。

そして、今度さらに新しい薬、「シダキュアスギ花粉舌下錠」という薬が薬価収載されるようだ。
どちらも鳥居薬品の薬なので、シダトレンの改良版がシダキュアということなのだろう。

何が違うのだろう。

まず目につくのは剤形の違い。
シダトレンは舌下液でしたが、シダキュアは舌下錠。

服薬のしやすさからすれば、舌下錠のほうが良いだろう。

小児とシダキュア

そして一番大きな違いとして、シダキュアは小児に投与可能という点である。
使用上の注意の「小児等への投与」でシダキュアは、

1. 低出生体重児、新生児、乳児又は5歳未満の幼児に対する安全性は確立していない。(使用経験がない)
2. 小児等に対しては、本剤を適切に舌下投与できると判断された場合にのみ投与すること。また、保護者等に対しても本剤の適切な投与方法を指導すること。

と書かれている。5歳以上に投与可能ということだ。

一方、シダトレンには、

12歳未満の小児等に対する安全性は確立していない。(使用経験がない)

と書かれており、12歳未満の小児に投与不可。

シダキュアの用法

シダキュアの用法は、

通常、投与開始後1週間は、シダキュアスギ花粉舌下錠2,000JAUを1日1回1錠、投与2週目以降は、シダキュアスギ花粉舌下錠5,000JAUを1日1回1錠、舌下にて1分間保持した後、飲み込む。その後5分間は、うがいや飲食を控える。

舌下で1分間保持はしんどい。

シダトレンの用法は、

1. 増量期(1~2週目)
通常、成人及び12歳以上の小児には、増量期として投与開始後2週間、以下の用量を1日1回、舌下に滴下し、2分間保持した後、飲み込む。 その後5分間は、うがい・飲食を控える。
以下略

2分間保持。さらにしんどい。
しかも液体だし。

シダキュアの維持料は「5,000JAU」。
シダトレンの維持料は「2,000JAU」と、シダキュアのほうが高力価であるにも関わらず、低年齢に使えるというのは、製剤的な飲みやすさやシダトレンの症例の蓄積により安全性が確認されたことによるものだろうか。

スポンサーリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」
follow us in feedly

人気の記事

最新の記事

資料

検索

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

スポンサーリンク