更新日:2017年11月7日.全記事数:3,169件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ノベルジンは食後?食前?


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ノベルジンの用法

亜鉛欠乏症の適応追加となったノベルジンの用法について。

今まではウィルソン病の適応しか無く、用法は、以下のようになっていた。

・ウィルソン病(肝レンズ核変性症)
成人には、亜鉛として、通常1回50mgを1日3回経口投与する。なお、年齢、症状に応じて適宜増減するが、最大投与量は1日250mg(1回50mgを1日5回投与)とする。
6歳以上の小児には、亜鉛として、通常1回25mgを1日3回経口投与する。
1歳以上6歳未満の小児には、亜鉛として、通常1回25mgを1日2回経口投与する。
なお、いずれの場合も、食前1時間以上又は食後2時間以上あけて投与すること

空腹時投与です。

「食物と同時摂取した場合、本剤の効果が遅延するおそれがある。」ため。

低亜鉛血症に対する用法は以下のようになっている。

・低亜鉛血症
通常、成人及び体重30kg以上の小児では、亜鉛として、1回25~50mgを開始用量とし1日2回経口投与する。通常、体重30kg未満の小児では、亜鉛として、1回25mgを開始用量とし1日1回経口投与する。血清亜鉛濃度や患者の状態により適宜増減するが、最大投与量は成人及び体重30kg以上の小児では1日150mg(1回50mgを1日3回)、体重30kg未満の小児では75mg(1回25mgを1日3回)とする。
なお、いずれの場合も、食後に投与すること。

食後でよい。
同じ薬で適応症によって用法が異なることは珍しくないが、空腹時と食後で分かれているのは珍しい。

低亜鉛血症に対して、1日の服用回数は1日2回、多くて3回であるが、
ウィルソン病に対しては1日3回、多くて5回と、服用頻度が多い。
それだけ、短時間に亜鉛を補給する必要のある病態であるということで、薬効が遅延することが予後の悪化につながりかねないということ。
1日5回投与で空腹時投与って、、、食事の時間を決めていないと、かなりタイミングが難しいだろう。

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