2019年1月19日更新.3,354記事.5,853,216文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

アリセプト3mgをずっと続けちゃダメ?

スポンサーリンク


原則として1~2週間を超えて使用しないこと

ちょっと古い話ですが、2010年6月にアリセプトの添付文書改定があり、
「3mg/日投与は有効用量ではなく、消化器系副作用の発現を抑える目的なので、1~2週間を超えて使用しないこと。」
となっていたのが、
「3mg/日投与は有効用量ではなく、消化器系副作用の発現を抑える目的なので、原則として1~2週間を超えて使用しないこと。」
となりました。

アリセプトのサイトには、以下のQ&Aが書かれています。

Q.用法・用量に関連する使用上の注意「3mg/日投与は有効用量ではなく、消化器系副作用の発現を抑える目的なので、原則として1~2週間を超えて使用しないこと」の「原則として」が追記されたのは何故ですか?

A.アリセプトの使用実態が考慮され、厚生労働省・機構との話し合いの上、「原則として」が追記されました。(2010年6月)
これまで「3mg/日投与は有効用量ではなく、消化器系副作用の発現を抑える目的なので、1~2週間を超えて使用しないこと」となっておりました。しかし、再審査期間(1999年10月8日~2005年10月7日)の使用成績調査において、5mg/日に増量するために2週間以上の3mg/日投与を必要とされる患者様がいらっしゃる使用実態が明らかとなりました。そこで、厚生労働省・機構との話し合いの上、「原則として」が追記されました。(2010年6月)
なお、「3mg/日投与は有効用量ではない」との記載があるため、初期用量としてアリセプト3mg/日投与の保険適用が認められる期間は、各支払い基金の判断により異なることがあります。

3mgで継続することは、絶対ダメということではないが、レセプトで切られる可能性もある。
意図的に3mg継続しているのか、知らずに3mgを継続しているのかは疑義照会する必要がある。

ちなみに同類薬のレミニールにも、
「1日8mg投与は有効用量ではなく、消化器系副作用の発現を抑える目的なので、原則として4週間を超えて使用しないこと。」
と書かれている。

メマリーには、
「1日1回5mgからの漸増投与は、副作用の発現を抑える目的であるので、維持量まで増量すること。」
リバスタッチ、イクセロンには、
「1日18mg未満は有効用量ではなく、漸増又は一時的な減量を目的とした用量であるので、維持量である18mgまで増量すること。」
と書かれている。

基本は有効用量まで漸増する必要があるので、適切に疑義照会を行う。

アリセプト

ドネペジルは、わが国では1999年に発売され、2011年の春までは唯一のAD治療薬であった。
世界においても最も使用量も多く、最も多くのエビデンスを有している薬剤である。
特徴は、血中半減期が健常人で約90時間と長く、1日1回の服用で安定した作用を発揮する点にある。
徐々に血中濃度が上昇することにより、消化器系の副作用(吐き気、嘔吐)が生じにくい。
また、ドネペジルには、口腔内崩壊錠(OD錠や比較的堅く製造された速崩錠)、フィルムコート錠、細粒剤、ゼリー剤(はちみつレモン味)の4剤形があり、ゼリー剤は固形薬や散薬の内服を忌避する患者に服用させやすい。

スポンサーリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

yakuzaic
名前:yakuzaic
出身大学:ケツメイシと同じ
生息地:雪国
好きな言葉:三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう byカルテット

人気の記事(月間)


リンク

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

スポンサーリンク

SNS

検索