更新日:2017年10月21日.全記事数:3,169件.

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イクスタンジとカソデックスの違いは?


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イクスタンジとカソデックスの違い

イクスタンジもカソデックスも前立腺癌に使われる薬で、アンドロゲン受容体拮抗薬、抗アンドロゲン薬という薬効分類です。

アンドロゲン受容体でアンドロゲンをブロックすることにより、アンドロゲンの働きを阻害し、アンドロゲンによって増殖する前立腺癌を抑えようというのが、これらの薬の目的です。

薬の働きとしては、イクスタンジもカソデックスも同じです。
しかし、大きな違いとしては、まず効能効果が挙げられます。

カソデックスの効能効果は、「前立腺癌」。
イクスタンジの効能効果は、「去勢抵抗性前立腺癌」。

「去勢」といっても陰茎を切除した前立腺癌患者にしか使えないというわけではありません。
薬(抗アンドロゲン薬)によって男性ホルモンを抑えることも一種の去勢と言うわけです。
ホルモン療法が効きにくくなった前立腺癌を「去勢抵抗性前立腺癌」と言います。

つまり、従来の抗アンドロゲン薬(カソデックスなど)が効きにくくなった患者に対して、新規抗アンドロゲン薬(イクスタンジなど)が使われます。
イクスタンジのほうがカソデックスよりも強いのです。
その分薬価がクソ高い。
2017年10月現在の薬価は、
カソデックス錠80mg:813.2円
イクスタンジカプセル40mg:2354.1円

カソデックスの用法は、「通常、成人にはビカルタミドとして1回80mgを1日1回、経口投与する。」となっているので、1日813.2円。
イクスタンジの用法は、「通常、成人にはエンザルタミドとして160mgを1日1回経口投与する。」となっているので、1日9416.4円となる。

カソデックスの副作用といえば、乳房腫脹、乳房圧痛、ほてり、勃起力低下といったホルモン関連の副作用が多い。
イクスタンジの副作用は、同じような女性化乳房やほてりなどもありますが、痙攣や疲労、食欲減退といった副作用も起こりえます。
またこの「痙攣」という副作用に伴い、イクスタンジは「自動車運転注意」となっています。

イクスタンジは大きめの薬(長径約21mm、短径約10mm)で1回に4つも飲まなければいけませんが、軟カプセルなので、比較的飲みやすいようです。

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