2019年2月17日更新.3,368記事.5,927,257文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ビプレッソとセロクエルの違いは?

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ビプレッソとセロクエル

ビプレッソ徐放錠」という新薬が承認された。
成分はクエチアピンフマル酸。
セロクエルと同じである。

「セロクエル徐放錠」とか「セロクエルCR錠」とかじゃダメだったのだろうか?
調剤ミス的には、全然違う名称のほうが良いのかも知れないが。

ビプレッソの活性成分は、統合失調症に用いる非定型抗精神病薬セロクエルと同じだが、適応症、用法用量が異なるため、別名称で承認申請されたという。

セロクエルの適応症は、「統合失調症」
ビプレッソの適応症は、「双極性障害におけるうつ症状の改善」

ジプレキサの適応症、「統合失調症」「双極性障害における躁症状及びうつ症状の改善」に比べると、使いづらい。
躁うつ病のうつ症状にしか使えないってことは、漫然長期で使うことは無いと考えていいのだろうか。
そもそも躁うつ病の、そう状態とうつ状態の切り替わりというか、はっきりわかるものなのだろうか。

セロクエルの用法用量は、

通常、成人にはクエチアピンとして1回25mg、1日2又は3回より投与を開始し、患者の状態に応じて徐々に増量する。通常、1日投与量は150~600mgとし、2又は3回に分けて経口投与する。
なお、投与量は年齢・症状により適宜増減する。ただし、1日量として750mgを超えないこと。

ビプレッソの用法用量は、

通常、成人にはクエチアピンとして1回50mgより投与を開始し、2日以上の間隔をあけて1回150mgへ増量する。その後、さらに2日以上の間隔をあけて、推奨用量である1回300mgに増量する。
なお、いずれも1日1回就寝前とし、食後2時間以上あけて経口投与すること。

ビプレッソは食後に服用してはダメ。

ビプレッソの添付文書の「吸収及び食事の影響」に以下のように書かれている。

健康成人男性(24例)に本剤50mgを経口投与したときのCmax及びAUClastの幾何平均比(90%信頼区間)は、空腹時投与と比較して高脂肪食では2.14(1.88~2.43)及び1.18(1.04~1.34)、低脂肪食では1.82(1.60~2.07)及び1.06(0.94~1.20)であった。

食後服用で、Cmaxが2倍近くに上がってしまう。徐放性に影響が出そうだ。
食後服用は疑義照会。

そもそも精神科の処方に縁の無い私の薬局では、セロクエルの処方を認知症の周辺症状に少量でしか見ないので、少量で処方できないビプレッソを見る機会は無いだろう。

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服薬指導のツボ④

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薬剤師

今日も服薬指導が億劫です

試すような質問をしてくる患者、いますよね。
ずっと同じ薬を使っているのに、「この3種類の緑内障点眼薬の違いは何でしょう?」とか。
きっとこの患者はわかって聞いてきてやがるぜ、チクショー。しかもうまく答えられないぜ、チクショー。
しかし、このような患者様が薬剤師を育ててくれるのです。
先生

↑こういう患者いるよねー

薬剤師の情報収集法

時間の無い医療従事者にとって、効率的な情報収集は必要不可欠です。
私は学生時代から効率的な勉強方法を探って生きてきました。
例えば、1時間でいかに効率よく勉強するか、ということを1週間かけて考えていました。。。今になって思えば1週間勉強すればよかったと思います。
とにかく、この情報過多の時代を生き残るカギは、質の高い情報をいかに入手するかということにかかっていると思います。

有象無象の情報がうずまく社会、インターネットでググってウィキペディアで調べるという私の得意技でもありますが、一般人と同じようなことをしていて薬剤師という専門性の高い職種の職能を発揮できるでしょうか?
自虐的になりますが、こんなくだらないブログを見るより専門性の高いサイトで情報収集したほうが有益でしょう。ぃぇ、私のブログも有益な情報を提供したいとは思っていますが。

私の情報収取先として重宝しているのが、
国内最大級の医療従事者向け会員登録制サイト「m3.com」エムスリードットコムです。

求人情報が頻繁に来るのはウザイですが、情報の質はやはり医療従事者向けということで必要な情報が上がってきます。たまに、「こんなクソ薬局辞めてやる!」と自暴自棄になる私にとっては求人情報もある種の心の拠り所にもなったりします。
「m3.com」エムスリードットコムも登録は無料ですが、他の登録制の医療従事者向けサイト、ケアネットとか、日経メディカルとかも無料ですので、ひと通り登録しておいて損は無いと思います。自分に合った情報入手方法で日々の勉強を共に頑張りましょう。

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