更新日:2017年6月28日.全記事数:3,104件.

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亜鉛欠乏症に初めての治療薬?


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ノベルジンとウィルソン病と低亜鉛血症

ノベルジンというウィルソン病の薬があります。
と知った風に解説しようとしていますが、ウィルソン病という病気自体よくわかっていません。

ウィルソン病は、体内に銅が蓄積することにより、脳・肝臓・腎臓・眼などが冒される病気です。
日本において出生3万~4万人に1人の割合で発症する遺伝性(先天性)銅代謝異常症です。
難病です。

ノベルジンの成分は酢酸亜鉛水和物。
つまり、亜鉛です。
亜鉛薬は食事中の銅吸収阻害をするために、ウィルソン病の銅吸収を妨げる薬として使用されています。

このノベルジンに、新しい適応症が2017年3月に追加されました。
「低亜鉛血症」です。
つまり、低亜鉛血症による味覚障害にも使えるようになったというわけだ。

プロマック使えばいいじゃん。
などと言う人は、プロマックの効能効果を確認すること。「胃潰瘍」の適応しかありません。

ノベルジン錠は25㎎と50㎎があって、1回25~50㎎、1日2回。最大1日150㎎投与できます。
プロマックD錠75㎎に含まれる亜鉛含有量は約17㎎ということなので、1日2回で34㎎補給できます。
厚生労働省『日本人の食事摂取基準2015年版』によると、亜鉛の摂取目安推奨量は成人男性で12mg/日、成人女性では9mg/日とされています。

ノベルジンを飲むまでも無いような気がする。というかサプリメントで良いと思う。
しかもノベルジンは薬価が高い。
ノベルジン錠25mg 269.5円/錠
ノベルジン錠50mg 422.3円/錠
プロマックD錠75 32円/錠

亜鉛を取り過ぎれば、今度は銅が欠乏するという悪循環に陥るのではないかと心配。

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