更新日:2017年5月23日.全記事数:3,104件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

ベルソムラ錠10mgは誰に使う?


スポンサードリンク

ベルソムラ錠10mg

いつの間にかベルソムラ錠に10mgという規格が追加されていた。

ベルソムラは15mgと20mgという規格があったが、これに10mgが追加された形だ。

通常成人には20mgが使われる。
高齢者には15mgが使われる。
高齢者では、非高齢者と比べて血中濃度が高くなる傾向があるためだ。

ベルソムラの用法用量は、
「通常、成人にはスボレキサントとして1日1回20mgを、高齢者には1日1回15mgを就寝直前に経口投与する。 」
となっている。

じゃあ10mgは誰に使うの?
用法及び用量に関連する使用上の注意に以下のように書かれている。

CYP3Aを阻害する薬剤 (ジルチアゼム、ベラパミル、フルコナゾール等) との併用により、スボレキサントの血漿中濃度が上昇し、傾眠、疲労、入眠時麻痺、睡眠時随伴症、夢遊症等の副作用が増強されるおそれがあるため、これらの薬剤を併用する場合は1日1回10mgへの減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察すること。

CYP3Aを阻害する薬剤、ジルチアゼム(ヘルベッサー)、ベラパミル(ワソラン)、フルコナゾール(ジフルカン)等を併用している患者には10mgを使ってください、というわけだ。
・・・

CYP3Aを強く阻害する薬剤、イトラコナゾール(イトリゾール)、クラリスロマイシン(クラリシッド)、リトナビル(ノービア)、サキナビル(インビラーゼ)、ネルフィナビル(ビラセプト)、インジナビル(クリキシバン)、テラプレビル(テラビック)、ボリコナゾール(ブイフェンド)の場合は併用禁忌なので、用量を少なくしても併用はできない。

例えば医師が併用薬を調べて、「これはCYP3Aを阻害する薬だからベルソムラは10mgを使おう」という考えに至るのだろうか?
これも一種のジェネリック対策というだけなのだろうか。

スポンサードリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」
今日の勉強目次
follow us in feedly

リンク

お気に入りリンク集
お気に入り書籍
添付文書を調べる(PMDA)

人気の記事

最新の記事

ランダム記事

検索

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

スポンサードリンク